切れなくなってきた包丁は研ぐのが良いのだけれど、刃こぼれしちゃったり、柄が腐ってきたら、素人(自分)ではちょっと手に負えません。
うちで使っていた出刃包丁と刺身包丁がまさにこんな感じでした。包丁研ぎ機に通すくらいはするけれど、もう重症っす。それでも毎週土曜日に(僕が専用で)使ってるから・・・
そろそろ新しいの買うかなあ。でもいい奴は高いから修理して使えるなら使いたいなあ、しかしなあ、今時研屋なんてないし、刃物屋ってどこにあるんだ・・・敷居高いです。
と、ネットで探したら西尾にもありました。 吾妻町の「こわや」さん。
普段ご家庭では砥石を使って包丁を研ぎ直すことは、大変なことです。簡単な包丁研ぎ器で研いでいただければ、ある程度切れ味は戻ります。
しかし、研ぎ器は包丁の刃先のホンの一部を研磨するだけですので、時々は包丁全体を薄くすることが必要です。砥石を使って包丁を研ぐことは刃の厚みも薄くできますので、包丁の通りがよくなります。
トマトを切ったとき、つぶれるようになったら包丁の研ぎ直しが必要です。
お願いしてみました。 Beforeの写真が無いのが残念ですが、銘が読めない状況でした。それがこうなりました(after)
ありゃー、キレキレに研ぎすぎて、さっき使ったばっかりなのに、酸化(錆び)が始まっとるがね!利器は使ったら、すぐに洗って拭いておかないとダメね。
と、拭いているうちにふと先端が指に触り、簡単に切れちまった。身をもって切れ味の良さを実感しちゃいました。・・・マジで気をつけないとヤバいよ、これ。まあ、そういうもんです。
包丁二本、刃をピカピカに磨いてもらい、柄を入れ替えてもらって3,200円。良心的な価格だと思います。 てか、刺身包丁は研ぎ前と切れ味が全く違います。確かにこれなら研いだ万能包丁で切ったトマトは潰れないでしょう。(包丁の料金表はこちら)
今はこういう専門店ってホント少なくなってますよね。たしか西尾小学校の前に一軒ありましたが、そこの店主さんも高齢化して、たまに店を開くみたいな感じらしいし。
こわやさんも鍬などの修理で鍛冶屋さんに頼むときは豊川とどこかまではるばる出しているそうで、刃物屋、鍛冶屋って、レッドデータブックに載せるべき絶滅危惧種なんですよね。 僕的には、よく知らん貴重生物より、そっちの方が僕の生活には密着してるため、(行政は?)よりよい生息環境を保護してほしいくらいだな(笑)
こういう店が無くなると、あとはホームセンターで安いのを買って、使い捨てするしかなくなりますんで。それはそれで、時代の流れですけどね。でもたまにはなあ・・・悲観的な見方をすれば、まだ営業されているうちに、治せるものはすべてお願いしておかねば!つーことで、鍬を買ったり、剪定鋏の研ぎをお願いしました。
で、今日は小さなカツオを1匹と、大きめのアジを2匹お買い上げ。1,100円なり。(カツオ700円、アジ200円×2)出刃包丁と刺身包丁を使っておろし、刺身にしました。
道具がいいとよく切れるから、おいしそうでしょ。(断面をつぶさない)カツオは生ニンニクのスライスと一緒にいただきます。てか、3人の昼食には多すぎますね。これでもカツオは2/3なんです。残り1/3は夕食として、三重の郷土料理である「てこね寿司」に回します。
んー、カツオももちろん旨いんだけどね、やっぱ味(アジ)には敵わんね。