1、2週間前になりますが・・・
筍を掘りました!
最近の里山体験生活のおかげで、人生初の筍堀でございました。田舎に住んでいながら、正直筍っておいしいと思ったこと、なかったんで、掘ったこともなかった。
ちなみに、この筍は僕が掘ったものではありません。残念ながら素人が掘ると、かなりの確率で途中で折れるんす(笑)。これは玄人が掘ってきれいにしたもの。このままスーパーで売れる。
それでも、促成耳学問で学びました。
筍はまっすくじゃなくて、大げさに言えば「く」の字形に伸びるから、まず周りをいくらか掘って曲がりの方向を確かめたら、「く」の右側にトング(ツルハシみたいな道具)をできるだけ垂直に打ち込むんで、てこの原理で筍を上に押し上げるように掘り出す。「く」の左側に打ち込むと、いつまで経っても筍に当たらず無駄掘りすることになる。なるほど。
旨い(柔らかい)筍は、柔らかい土に生える。固い土を押しのけて出てくる筍は、自らが固くならないと固い土を押しのけられないから。 なるほど、なるほど。
筍のサイズで旨いのは、頭が地上に出てるか出てないかぐらいのもの。それを足で触って探すのが本式。 なるほど、なるほど、なるほど。ためになります。
写真の右上、袋に包まれてるのは、「米ぬか」です。これで煮て筍の灰汁(あく)を落とすんですな。もっとも、筍が新しければ米のとぎ汁だけでよい という説もあります。米ぬかで煮ると、鍋にぬかがこびりついて洗うのが大変なんだよね・・・
こんな感じで煮ます。(下茹で)
竹串が刺さるまで煮たら、このまま冷やします。おいしい筍を食べる鉄則。「掘ってから一刻も早く下茹で!」 てか、それ以外の注意点はあまりないす。
先端の柔らかいところは、小さく切ってわさび醤油でどうぞ。 ・・・ん、けっこう旨いよ、これ。 大人になって僕の味覚が変わったのかな?これなら季節の味覚として、味わいたいものだで。 料理しました(してもらった・オフクロの味)
うん、どれも悪くない味なんだけどさ、筍ばっかりだと、数日で嫌になるねぇ・・と、このころには、もう喰いたくなくなった筍を倒しておかないと、すぐに筍が成長し、竹が要らないところまで伸びてきちゃいます。
なるほど、日本全国で、手入れの行き届かない里山が、すぐに竹やぶに覆われるわけですよ。それこそ「タケノコ算」的に増殖するもの。