名古屋駅周辺で前泊して、名古屋発の始発に乗ります。 ちなみに泊は「FIRST CABINTKP名古屋駅」カプセルホテルですが大浴場付。駅から歩いて10分くらい。安くて寝るだけならきれいだし十分。朝食は太閤口の吉野家で牛丼。公称5:00開店。実際にも5分遅れ位で開店してくれるんで、朝早い時は助かります。
名古屋5:39→6:17大垣6:20→6:56米原7:03→8:05京都
名古屋を5時半に出れば、京都に8時頃付きます。時間があるので駅そば食べる。ここから山陰本線に乗ります。京都から嵐山に行く方向になるので表記は「嵯峨野線(山陰本線)」ホームは30番台です。関西空港からの列車が着くホームでもあるため外国人専用観光案内所、売店、座って食べられる駅そば屋(ただしおばちゃんは日本語ONLY)、そしてたくさんの椅子がホームに用意されています。待ち時間を座って過ごしたいなら、ここは穴場かも・・・
京都8:58→9:43園部9:46→11:03福知山11:12→12:32豊岡13:02→13:16城崎温泉
京都駅を出た嵯峨野線(山陰本線)。まさかの単線です。てか京都市内を走る感じは、路面電車か と思うほどかわいいです。これが「山陰本線」なのか〜。以下道中気が付いたことを。
綾部駅・・・言うまでもなく、綾部市にある駅です。駅前にさっそく「グンゼ研究所」が立地していますが、ここは繊維産業が盛んで、グンゼ発祥の地です。それから、新宗教「大本」の教祖、出口なお の出生地でもあります。本部の一つがあるので、天理教本部がある天理駅みたいにヤバい雰囲気だったらどうしようと思いましたが、いたって普通でした。(昔天理駅に降り立った時、構内に「ようこそおかえり」と表示されてて、信徒ではない僕はビビった)
養父駅・・・難読駅名じゃないかな。「ヤブ」って読むです。ヤブ医者の語源がここから来ている・・・という説もありますね。本来は名医を指す言葉であったそうな。詳しくはwiki藪医者を読んどくれ。
豊岡駅・・・豊岡市の駅。豊岡と言えば、コウノトリで有名です。絶滅前最後の生息地であり、最近は飼育した個体の野生放鳥もしているんです。どのくらい力を入れているか知りたい旅人は、駅前交番に行ってみましょう!
普通なら、「管内の死亡事故件数」がカウントされているんだろうけど、なんと兵庫県警が「全国のコウノトリの個体数、飼育数、ヒナの数」をカウントして表示してるんです。どんだけ大事やねん。
城崎温泉駅・・・ここで100分の休憩タイム。温泉(地蔵湯)に入り、海中苑で昼食、駅前でレンタサイクルを借りて戸島干潟にコウノトリを見に行きます。元水田を湿地に復元したそうです。でもコウノトリさん不在。俺のレンタサイクル料返せ〜。
城崎温泉って有名な温泉地っす。レンタル自転車残り15分で汗びっしょりになりながら回りましたが、風情あるいい温泉街でした。時間があったらゆっくり回りたいですが・・・温泉熱いーよぉ。
海中苑。有名な食事処でお客さんそれなりにいます。が、お造り定食これで1,650円は高いなあ。観光地価格だからしかたないけど・・・
あと、個人的になぜ豊岡がコウノトリの日本最後の生息地だったのか疑問だったのですが、観光パンフによれば、 豊岡盆地は昔内湾だったんだって。水位低下により陸地化し中央に円山川が残った。けど盆地を囲む玄武岩の固い岩山に土砂がせきとめられ、大雨の度に氾濫する大きな湿地になってたそうな。しかも周りの山々から豊富に養分が供給され、たくさんの生き物を養っていたんだとさ。
その低地は同時に水田適地で、但馬地方を代表する米作り地帯にもなってるんだって。その自然を頼りに、コウノトリが暮らしてたんだな。(円山川下流部は勾配が緩く、河口から17km付近まで海水が浸入(←かなりすごい数値)また「円山川下流域・周辺水田」はラムサール条約に登録されてます いまでも湿地の面影が残ってるってことだね。)
下は、城崎温泉駅裏の円山川を上流側に撮影したもの。上流から見てくると、川としての流量はそれほどないのだろうけど、これだけの川幅と水量があるのは、海水が侵入してるから。もう入り江としか見えん。河原には見事なアシ群落も残っていたし、水辺のいきものに良い環境が多く残ってるね。
城崎温泉14:57→16:01浜坂16:17→17:08鳥取
浜坂駅・・・とくに変哲の無い駅ですが・・・ここは新田次郎の小説「孤高の人」の主人公、加藤文太郎の故郷ですね。 昔の愛読書なんで少し感激。 通過しただけですけど。兵庫県の日本海側ってくらいのイメージだったんですけど、もう鳥取県境がすぐ近くなんですね。
鳥取駅・・・本日のお泊り場所に着きました。見たところ、鳥取って西に開けて東は寂しい という感覚を受けました。だって鳥取駅の東隣りの福部駅って、無人駅なんですもん。普通、県庁所在地の中央駅の隣駅て、けっこう栄えてますよねぇ・・・
鳥取のお泊りはビーハイブというカプセルホテル。大浴場がないんだけど、あとはとてもきれいで良かったです。安かったし。
駅前で珈琲飲みました。昔、鳥取県知事が発言した「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」をもとに、地元企業が開業したカフェっす。駅前にありますよ。ネタと思い飲んでみましたが・・・
これ旨いすよ。スタバの万人受けする奴より、やや苦め?酸味強め?でいい感じ。スタバよりこっちのコーヒーの方が僕は断然いいっす!(もともとスタバ行くぐらいならドトールに入るアンチだがね)
その足で晩御飯もとい晩酌しに行きました。やっぱり駅前の「だいせん」さん。この店をお勧めするブログによると「裏メニューお得意様セットを頼め」 だそう。生中1杯にお造り、天ぷら3品がついて1100円だそうです!
お店に入ってメニュー見てもそんなセット載ってません。おずおず尋ねると、店員さんが一瞬逡巡して「ええ、今日から注文できますよ・・・」と言うことで注文。あわせて旬であろう「岩ガキ600円」を注文。日本海の夏と言えばこれでしょう! 突き出しの肉じゃがでぐびぐびしてるうちに料理来たたっす。
天ぷら三種がオクラ、ニンジン、ナスでも、揚げたてなら言うことないっす。それに見よ、このデカイ岩ガキ! 締めにみそ汁ご飯セット350円を頼んで満腹。料金2,500円くらいなり。ごちそうさまでした!!!
※山陰本線、城崎温泉駅を過ぎると雄大な日本海の眺めが楽しめるんじゃないか・・・と思っていたのだけど、海が見える地点は意外と少ないのね。海に近いところは走ってるんだけど。丘の谷間を走っている感じがしたな。そんな中でもめげずに一枚とったど。
鎧駅 あたりだったと思う。ちなみに隣駅が有名な「餘部駅(あまるべえき)」余部橋梁を通る鉄道写真で有名なんだが、もちろん渦中の電車に乗ってたら何の関係もないの・・・