もうじき10月です。消費税引き上げのタイミングです。消費税が8%から10%に上がるんだけど、軽減税率の制度もあります。「みりん風調味料」は日用品だから税率8%なんだけど、「みりん」は酒類で贅沢品だから税率10%。昔「貧乏人は麦を食え」っていうセリフがあったけれど・・・
池田勇人蔵相は、緊縮財政下の不況の上、米価が高騰していた1950年12月7日、参議院予算委員会で「所得の少ない方は麦、所得の多い方はコメを食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい」と答弁した。これが「貧乏人は麦を食え」と伝えられ、国民の反発を買った。
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当時の蔵相(大蔵大臣)にあたる今の財務大臣が「下級国民はみりん風調味料、上級国民はみりんを使うことがいろんな意味で合理的である」とか解説してくれるのを期待してるよ(笑)。
個人的には、調味料にはある程度お金をかけるべきだと思っているので、みりんを買うけど、これからさらに消費税率が上がったら、どうしようかねえ。(たぶん将来は消費税の税率をあげるため、軽減税率を導入したんだよね?処理負荷の割に、軽減2%って効果額が小さすぎるもの)
閑話休題。消費税増税の消費減少を緩和するため、キャッシュレス決済(クレジットカードとか、電子マネーとか)をすると、期間限定でポイントがもらえます。ここからが増税対策。なんですが・・・
僕の場合、決済の優先度はすでに「①クレジットカード(メイン)②QuickPay(コンビニなど少額決済)③現金」なので、特に対策はありません。
参考記事
(キャッシュレス決済時における期間限定のポイント還元で)最も安くなるのは、中小の店舗で8%対象の商品をクレジットカードや電子マネー、QRコードなどのキャッシュレスで購入した場合。5%がポイントとして還元されるため、消費税率は事実上3%。10%対象の日用品も、同じ条件での購入となれば税率は5%だ。
5%還元は、中小の店舗に限られる。コンビニ(フランチャイズ加盟店)などでは2%分が還元されるが、大手スーパーや百貨店ではポイント還元が適用されず、税率はそのまま8%、10%。大手スーパーでは独自の還元策を取る動きも出ている。ポイント還元は10月から来年6月まで、約9カ月間の限定実施だ。
そんな経緯もあってか、中小店舗でのキャッシュレス導入は政府の思惑通り進んでいない。経産省によると20日現在で、開始当初の導入店舗数は40万店台と、本来の対象200万店の2割強にとどまる見通し。対象店舗や還元率を地図上で検索できるスマホ向けアプリも開発されたが、どこまで広がるかは見通せない。
日刊スポーツ 消費増税後のキャッシュレス決済では税率5種類に
他に電子マネーの一種で、「なんとかpay(オリガミ、楽天、LINE等)」ースマホ決済も乱立してて、これを使って決済するとさらにキャッシュバックがもらえるキャンペーンをやっているよう。 増税対策にはなるんで一応考えたのですが・・・導入は見送りました。
僕の場合、決済の電子化をするのは「お得だから」という理由だけでなく「楽だから」っていう効果もかなり大きいのですが、スマホ決済はメンドクサそうだったからです。
まず現金の場合、小銭をうまく出して端数なくお釣りをもらうのに暗算するとか、小銭が大量に帰ってきてそれを素早く財布にしまうとか、僕には超面倒。
クレジットカードを使う場合、 決済処理はそれなりに面倒な店もありますが、 その処理は販売側がやってくれます(こちらもサインか暗証番号を入れる必要はあるけど)。
QuickPayの場合、レジのパネルにタッチすれば瞬時に決裁が終わり。これは消費者も販売者も一番楽です。(Suicaで改札を通るのと同じ感覚。僕はJR東日本管内に住んでませんし、電車には縁遠い生活なので Suica の代用ですね)。
が、 スマホ決済のばあい、自分のスマホでQRコードを読み取るか、 自分のQRコードを標示させて相手側に読んでもらう、あるいはアプリに料金を入れるという作業が伴うみたいです。販売者側の方は楽ができそうですし、何より読み取り機械が簡略化でき、その分機器導入が安価で済みそう。
でも「 期限付きのキャッシュバック(ニンジン)に対し、消費者が使い続ける限り作業を伴う決済システムを選んで使うの、損じゃね?」って思うんで。他の選択肢の方がラクそうなんだもん。それに自分が操作や入力を間違えた場合、消費者側に面倒がかかりそうで嫌。
てか僕の場合、普段からあんまり買い物しないし、同居の親は「現金でなきゃダメ」って言うので・・・ うーん、あんまり対策になってないな。
もっとも、 一番の増税対策は 「増税だろうが減税だろうが、キャッシュバックやポイント還元があろうがなかろうが、余計なものは買わない」でしょう!!