気の早い話ではありますが・・・
年末調整や確定申告の書類を作成していると、「所得控除」という項目があります。社会保険、生命保険、自宅の地震保険の掛け金などは、社会的に有益な制度だから?「掛け金の一部をを給与所得から引いてあげましょう」という制度です。給与所得が減るわけだから、それに掛かる税金が安くなるわけ。(つまり節税できる)
なかなか紛らわしいのですが、生命保険料の控除はその中に三つの小さな分類があります。それが「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」「介護医療保険料控除
」ですね。
一般生命保険料控除については、以前明治安田生命の「じぶんの積立」に入ったことを記事にしましたが、今回は個人年金保険料控除として、JA共済のライフロードという年金共済に入ったのです。
まあ、詳しいことはこちらの記事がとても分かりやすく書かれているので参考にしてみてください。(この記事を読んで、自分もがぜん入る気になったんだよ)
もっとお金の話がしたい「個人年金保険料控除の活用にはJA共済「ライフロード」がベスト。」
JA共済の「ライフロード」という商品。「予定利率変動型」という文言が異様にややこしく感じますが、要は利率が毎年変動する変動金利型共済という意味です。まず、契約から5年間は現在のところ利率0.50%で固定。その後6年目以降から変動利率が開始。ちなみに現在は1.50%という利率で運用がされており、この利率変動期においても最低保証利率として0.75%が設定されています。」
個人年金保険料控除の活用にはJA共済「ライフロード」がベスト。
2018年7月の記事ですけど、現時点(2021年2月8日)で時点修正が必要な箇所はここだけだと思います。
現時点も「契約から5年間の利率は0.5%。6年目以降の変動金利の利率運用は、1.44%で、最低保証利率は0.75%のまま。しかし、3月からは利率が下がる方向で変更されるとのことですので、検討中の方はお急ぎください。(まあこの低金利下だから仕方ないが)
この記事では、コメント欄で非常に興味深い議論が載ってました。「投資効率」を考えるなら生命保険料控除の上限控除額を狙うんじゃなくて、最低の掛け金で契約するのが賢いんじゃないか と・・・。
なるほどねえ。生命保険料控除の控除額って、ある程度の額までは支払額=控除額になるんだけど、その額を過ぎると、控除額を上げるためには、かなり多額の保険をかけないといけなくなるんですよね。
保険料をX軸、控除額をY軸にしてグラフを書いてみると、線が下に寝てくるので、よく分かりますねえ。(左のグラフで線が3本ありますが、青色が「所得税(国税)控除額」赤色が「住民税(地方税)控除額」、灰色が合計控除額です。控除額がそのまま還付されるわけではなく、それに所得に応じた税率を乗じた分が還付されるのです。右のグラフが所得税5%、住民税10%の僕の場合の還付額です。)
事例紹介ですが・・・現在43歳の僕が60歳までの17年間の払い込みをする場合、年払いでの最低取り扱い金額は35000円とのこと。(積立商品なので、若い人ならもっと安い積立額でもOKだと思います。その分積立年数が長くなるから。確認してないので、窓口で要確認ですが)
この額で積立を行うと、積立の合計額は59万円。0.75%の最低保証利率で推移すると、17年後に62万円になるそうです(利率が上がればもっと増える)。 たった3万円しか増えない・・・ですが、毎年の積立3.5万円にたいし、概算3500円程度の税金還付が毎年受けられることを考えると、利回りは悪くない・・・と判断しました。
まあ雀の涙と言えばその通りだけど、いま定期預金でこれだけの利息を得ようとすると、一体いくら預ける必要があるかを考えるとね。