船旅で船室を選ぶように、スマホ回線を選ぼう!

我ながら、わけのわからんタイトルですなあ。

現在、スマホの通信料金の値下げを巡って、大手も格安通信会社も入り乱れ「仁義なき戦い」が繰り広げられています。

僕も一消費者として、コストパフォーマンスのよい通信に切り替えるべく、日夜調査を続けております。 んで、周りからも「何を選んだらいいか教えてくれ」と聞かれておりまして。

どう説明したらわかりやすいかな?と考えていたのですが、船旅で船室を選ぶように(一等船室とか三等船室とか)等級をつけてやればわかりやすいんじゃないか と思った次第。

選択肢は2つです。

①どこの会社で申し込むか。船を所有する船会社に直接申し込むか、船会社から船室を借りて旅行を企画する旅行会社に申し込むか。

②どのクラスの船室を選ぶか。船室は、特等・一等・二等・三等が選べます。特等と一等は船室がもらえます。二等は3段ベットをもらえます。三等は雑魚寝です。どこを選択するかはあなた次第。どれを選んでも港にはつきます(電話はできるし、LINEやメール等最低限のデータ通信はできます)。高い質の部屋を選べば快適な航海を過ごせますが、料金はバカ高いわけですな。

という感じでスマホの回線を分けるとこうなります。

船会社は4社あります。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天ですね。 ただし楽天は会社の規模が小さいので、特等船室をもつ船を所有していません。 楽天を選ぶと、同じ料金でも一等船室に入れるか、二等船室に入れるかは、船次第で乗船しないとわかりません。(楽天回線が使えれば一等です。が、楽天回線を使えるエリアの中にいても、楽天回線が拾えないスポットが存在するんです←僕の家です この場合は二等船室です。)

大手三社の特等船室を選択=繁忙時間(昼休みとか)でも安定した速度で、快適なネットクルージングが楽しめます。ただし、料金はクソ高い。お申し込みはスマホショップでどーぞ。

通信の海を航行する大手三社ですが、その船の運行は総務省が管理する「護送船団方式」と呼ばれる方式を取っております。それが証拠に、総務省が「お前ら高い特等船室ばっかり売るんじゃねえ。安い船室も作れ!」といえば、ほぼ横並びの一等船室を慌てて作るんですからね。でも儲けが減るのが嫌だから、一等船室の申込みはオンラインのみね!

護送船団方式 《護送船団は最も速度の遅い船舶に合わせて航行するところから》特定の産業において最も体力のない企業が落伍しないよう、監督官庁がその産業全体を管理・指導しながら収益・競争力を確保すること。

コトバンク

大手三社の一等船室は、それぞれahamo,povo,LINEMOといいます。似たようなプランで似たような値段。少しづつ違いがあるといえばありますが。ただどの会社の船室もローマ字表記で横並び。これが護送船団方式ってやつです・・・。20GBで3000円以下の値段です。でも庶民にはまだ高いと思うぞ。てかそんな豪華設備使わない。

そんな方は、二等船室へどうぞ。二等船室はそれぞれの会社の傘下の子会社が運営してます。ドコモは現状では「ない」ですが(後述)、auとソフトバンクは UQモバイル、Yモバイルという名称で展開しています。  そこそこ安くて、回線もまあまあ安定。さらにSMLの3段ベットの中から選ぶことができます。ちなみに、ベットはサイズがでかいほうが高いですよ。

もっと安いプランはないかって? その場合は、船を運行する会社に直接申し込むのではなく、船会社と契約してる旅行会社を通して申し込みください。部屋は三等(雑魚寝)ですが、安いですよ。

まあ、雑魚寝なので、利用者が少なければ大部屋でゆったり過ごせますが、繁忙期に乗ると悲惨な目に合うでしょうね。 通信で言えば、みんなが使わない時間帯はわりと高速で安定して通信できますが、みんなが使う時間には通信速度が落ちますんで、そこんとこヨロシク!いやなら高い部屋をドーゾ。

 では、よい船旅を!

僕はいま、1台のスマホに、2枚のSIMカードを入れて使っています。ソフトバンクのホワイトプラン(電話とSMSのみのSIMカード)+イオンモバイルのデータSIM  データ通信で言えば、三等雑魚寝状態です。安いから我慢してるけど、天気予報アプリで「雨雲レーダー」が見えないのは、外仕事だけにつらい・・・せめて二等に・・・

ってことで、まずはYモバイル(二等船室)に統合中です。ソフトバンクのホワイトプランには2年縛りがかかっており、他の船会社系列に変わると解約手数料が取られるからね。Yモバイルは2年縛りという制度はないし、MNPしても手数料は発生しないから、とまり木としても悪くないのです。ちょうど3月17日から、ソフトバンク〜ワイモバイル間の解約手数料、契約手数料等がすべて無料になるキャンペーンが始まりましたし。

個人的には3月末に 「OCNモバイルONE」という格安スマホが、今空席の「ドコモ二等船室」に昇格するんじゃないか と期待していまして、期待通りならそこへ移ろうと考えています。

期待する理由

  • 護送船団方式の大手三社で、ここだけ空室ってのは不自然。穴を埋めるに違いない。(でないと他二社にそのクラスの客を奪われるだけだから)
  • OCNを運営する「NTTコミュニケーションズ」はドコモが夏頃に子会社化するという話がある。
  • OCNは3月12日に新料金プランを発表する予定だったが、直前に発表を3月末に延期した。普通で言えば、他の「旅行会社」が次々に安い料金プランを発表している中で、安い料金プランで対抗する戦略を取るなら延期は悪手。違う手を取るんじゃないか?
  • 仮に二等船室の枠に滑り込むなら、UQ、Yモバイルに対してすごい「後出しジャンケン」になるから、二等船室としてさらにコスパの良いプランを出してくるんじゃないか?

参考にした記事はこちら。

料金プランを完全にリセットしてしまい、UQ mobileやワイモバイルに近い方向性を打ち出すというもの。この場合、混雑時の通信品質改善が大前提になります。MVNOでは難しいと思われるかもしれませんが、OCNモバイルONEが置かれている状況を踏まえると、これもあながちありえない話ではないと考えています。ドコモが夏ごろにNTTコミュニケーションズを子会社化しようとしているからです。
そうなれば、MNOとは独立した会社だったころよりも、帯域を増強するのが容易になります。いくら帯域を購入しても、連結された親会社視点で見ると収支はプラスマイナスゼロ。子会社としての独立性もあるため、そこまでの無茶はできませんが、いわゆる“ミルク補給”はしやすくなります。実際、ドコモも低容量の料金プランはMVNOと連携する方針を打ち出している一方で、UQ mobileやワイモバイルに匹敵するような料金プランがドコモ本体にはありません。この部分をOCNモバイルONEが担うと考えても、不思議ではないでしょう。こうした点も含め、MVNO同士の競争は、まだまだ一波乱ありそうな予感がしています。

格安SIMの値下げは想定以上。ドコモ版「UQ、ワイモバ」誕生なるか(石野純也)

格安SIMといえばキャリアに比べ速度が遅い、と有名でしょう。
格安SIM業者(MVNO)はキャリアから回線の一部を借りて事業をしている事業者のため、仕方のないものだと思っています。
速度が落ちると言っても、docomo系格安SIMでは最も速度が高く『MM総研 2020年10月 MVNOネットワーク品質調査』によると、docomo回線通信品質に関して、二期連続・総合1位評価を獲得しています。


つまり、docomo回線を利用する数ある格安SIMの中でも、OCNモバイルONEが通信品質はダントツで優れています。


au系やソフトバンク系は、サブブランドとしてUQモバイルやY!mobileが速度、料金面に優れていますが、docomo系はサブブランドが無いんですよね。それを踏まえて速度が欲しいならOCNモバイルONE一択だと思います。

OCNモバイルONEを2年間使って分かったメリットとデメリット

ソフトバンクのプレスリリース(表題抜粋)はこちら。関係する人はデータ元をちゃんと読んでね。

各種手数料を3月17日から無料に
2021年2月18日
ソフトバンク株式会社は、各種手数料を2021年3月17日から下記の通り無料にします
・MNP転出手数料を撤廃
・ウェブにおける事務手数料を撤廃
・ブランド間ののりかえ時における契約解除料・契約事務手数料の無料化   (注;期限は明示されていないが、キャンペーンとのこと)

ソフトバンク株式会

追伸。3月25日に、OCNモバイルONEが新プランを発表しました。MVNOとしては十分安い価格設定だったんだけど、ドコモ系のサブブランド(UQモバイルやYモバイルへの対抗手段)という位置づけじゃなかったですね。うーん、残念!

自分の備忘録として、参考記事を貼っておくだす。

「OCN モバイル ONE」新料金プランを解説 「サブブランド対抗」と「ドコモ連携」では課題も

OCNモバイルONE・新料金に見える「NTT再編」と「文春砲」

投稿者:

モト

元河川技術者、現在は里山保全の仕事をしているおっさんです。西尾市在住の本好き歴史オタク。

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