日本には、祭りが必要じゃね?「総裁選祭り」をもっと盛り上げるためなら?

29日に投開票が迫る自民党総裁選。17日の告示前からテレビのワイドショーなども連日、4人の候補者を様々な角度から取り上げ、野党からは「自民党一色」と批判の声もあがる。なぜテレビは、こぞって総裁選を取り上げるのか。
コメンテーターとしても活躍する放送プロデューサー、デーブ・スペクターさんは「コンテンツとして非常にありがたいから」と話す。
 「ラーメン激戦区とかスズメバチ捕獲の話題より、動きを追いかけながら毎日同じテーマを継続してやりやすい。候補者を呼べばそれなりにビッグなゲストだし、将来の総理に貸しも作れる」。さらに、視聴者層は選挙があれば投票にいく年齢層で、各候補が競う政策は生活に直結するため、関心を呼びやすい。「特に今回は、例年の『出来レース』とはだいぶ違い、候補者4人に個性があって面白いですから」
 ある民放局の情報番組のプロデューサーも「誰が選ばれるのか結論がわからず、政治が動いているときはある種のエンターテインメント。制作側としては、こういうときには取り上げたくなる」と話す。

ワイドショーも自民党総裁選でもちきり こぞって取り上げる事情

ニュースでも連日、いやになるくらい自民党総裁選が大きく取り上げられています。 冷静に言うと、自民党の総裁選って自民党員及び自民党の国会議員にしか投票権はないので、非自民党員ではない僕や大半の視聴者にとって、直接の関係はない・・・ ですが。

それでも注目を集めるのは、自民党が与党である現在、自民党総裁になること が、次の内閣総理大臣になること と同義だからです。 それとともに、記事の通り「動きがあってオモロイ」こともあります。

専門家と称するオオカミ少年連中が、代案を何も打ち出さず「心配だ」「危険だ」とばかり脅してくるニュースがメインの昨今、コロナ対策では目が死んでた政治家連中が、自らの浮沈を賭け、生き生きと動いたり、それなりに議論しているのを見てたら、これはこれでいいものかも とか思ったり。 

目が生きてる政治家・・・「感動をありがとう」という風潮にもなった、オリパラ報道と同じような位置づけです。誰も「明るい見通し」を与えてくれない今の日本には、選挙でもスポーツでも、前向きになれそうな「祭り」が必要なのかも。それなら、祭りはできるだけ長く大掛かりな方がいい。

塩野七生の長編「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」の終章近くに、次のような言葉があります。

ヴェネツィア共和国は、その一千年を超える歴史の中で、いく度か、西欧の人々に「神話」を与えた国である。上昇期にあった時代は、自国の独立への執着が、ついで最盛期には、政治と外交の巧みさが神話であった。そして、十八世紀のヴェネツィアは、限りない快楽の都という印象を、同時代の西欧の人々に感じさせたのである。・・・栄枯盛衰が歴史の理ならば、せめてこのヴェネツィアのように、優雅に衰えたいものである。

文庫版下巻PP506「第十三話 ヴィヴァルディの世紀」より  

ついつい、ヴェネツィアを日本と読み替えてしまいます。・・・祭りが快楽の都にまで昇華できるか・・・は知りませんけど、どうせ死ぬなら「祭りで麻酔にかかって徐々に」というのも、まあ一つの道かもしれませぬ。

ってことで、自民党総裁選をより大規模な祭りにするため、いろいろ制限はあるでしょうけど、自民党総裁選のあとに、全国民が参加(投票)できる首相直接選挙とか、制度を作り変えたらいいと思うなあ。アメリカは4年に一度、1年近いお祭り騒ぎしてます。

次のアメリカ大統領は誰になるのか─。4年に1度の大統領選挙(大統領選)が、すぐ目の前に迫ってきている。お祭りのように盛り上がっているが、一体どんなしくみで決め、どんな人がなるのだろう。

アメリカ大統領選が派手な「政治ショー」になる理由とは?

それじゃ、愚民政策の「パンとサーカス」じゃねーか、と言われるかもしれないから(個人的には、それもいいんじゃね と思うけれど)少し真面目に書くと、日本では与党と野党の力関係に差がありすぎ、政党の力関係で動く国会(政府を監視したり代案を出したり)がうまく機能していません。最近では、政府に「開いても答える気ないから意味なし」と判断され、開催さえされませんが。たとえ開かれても、頭のついてる議員は「時間の無駄」と寝てる次第です。

だったらこのまま引き続き、各党の党首が首相を目指す「日本国首相選」をやったら、いろんな意味で議論も盛り上がるんじゃないかと。 

各都道府県の首長は直接選挙で選ばれるんだから、憲法の規定を変えれば、日本国首長を直接選挙で選んでも、大きな問題はありますまい。 直接選挙で選ばれた各都道府県知事は、主にコロナ対策での政治手腕やコミュニケーション能力が垣間見れ、玉石混交の面はあったけれど、それなりに面白かったです。

おしなべて今の首相よりは皆さん「前向き」「一応質問には答えようとはしていた」ように見えてよかった。それもこれも、直接選挙で選ばれるため、より世論を重視せざるを得ないから かもしれません。自民党内だと、世論より、長老を見ていることが大事ですから。

 

どうして日本は総理大臣を国民投票で決めないの?
 自民党の総裁選が連日話題ですが、推薦人が一定数以上必要だったり、自分の所属する派閥や党の「長老」にお伺いを立てて、出馬できなかったり……というのを見ていると、素朴に、総裁選が国民投票にならないのは何故かと思ってしまいます。アメリカなどはもっと大統領を決めるときにも国民が参加しているように思うのですが、なぜ日本では総理大臣を国民投票で決めないのでしょうか。(40代・男性・会社員)

総理大臣を「党内選挙」で選ぶ日本…池上さん、国民投票で決めたらダメなんですか?

良い質問ですが、「自民党総裁選」と「総理大臣選」を混同しているとこは残念でしたね。 対する池上さんの答えは、「仕組み」を説明しただけで、質問の「なぜ?」に直接的には答えていない、つまらない解答だったけれど。 んでも、この疑問は結構皆さん持ってるんじゃない?

投稿者:

モト

元河川技術者、現在は里山保全の仕事をしているおっさんです。西尾市在住の本好き歴史オタク。

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