俺のカオマンガイは、この程度の味じゃねぇ! と思い、再度カオマンガイを作りました。
結論から申しますと、前回のカオマンガイの味が「イマイチ」だったのは、私めが、ナムプラー(魚醤)を入れ惜しんだためだと判明しました。ごめんなさい。なにせ買い置きのナムプラーが足りなかったものでして・・・
ということで、今回は ナムプラーと、スイートチリソース(これ入れると美味しいよ と助言いただきました)を新たに買いに行ったのですが・・・
なにせ貧乏性ですので、たまにしか使わない、ナムプラーとスイートチリソースの両方を買うのは、もったいないなあ と思ってしまいました。意外と高いしね。
そこで、近所のドンキホーテまで食材探しに遠征しました。
うちの近くのドンキホーテは、直輸入のブラジル、タイ、ベトナム、韓国の輸入食材を売っているのです(付近の自動車下請け工場で働く、外国人向けと思われる)。ここで「ナムプラー+スイートチリソース」の代用品となる一品を探し出す目論見でございます。多分、甘辛いソースがあるやろ。
頑張って探した結果、見つけました。こちらです。
ベトナム食材です。 コレ使うと、厳密にはカオマンガイ(タイ料理)にはならないのかもしれないけれど、僕が食べたいのはタイ料理のカオマンガイではなく「そちら系の旨い鶏飯」ですから、問題なし。 注「ナムプラー」はタイの魚醤
タイと違って、ベトナムはアルファベット表記なので、なんとなく読めたりります。
Nuoc Mam An Lien (声音記号略)。 「ヌクマム」はベトナムの魚醤です。それになにか修飾がついているので、ヌクマムになにか加えてあるのでは・・・とまではわかりませんでしたが、下に英語でPrepared Fish Sauce とあるから、そういうことです。写真を見ると何が追加されているか想像できるかもしれませんが。
種明かしをすると、これは「ベトナム生春巻きのタレ」です(と日本語POPに書いてあった)。魚醤にニンニクや唐辛子が加えてある、甘いけど辛い 「東南アジア旨味ソース」です。
コレを使えば、「ナムプラー+スイートチリソース」が再現できるはず。しかも、タイの魚醤より、ベトナムの魚醤はちょっとまろやかで、日本人の口にはこちらが合うと思うのです(関東の醤油と、関西の醤油みたいな違いかと)、ウシシ。で、作ってみました。
タレは、ちょっと甘いので、レモン汁と豆板醤で味を整えたけれど(味噌はやめとけ)。
はい。大変美味しゅうございました。
参考レシピはこちら。先回のものより、こちらのほうが現地の味に近い感じ。
一つアドバイス付け加えるなら、もも肉の量は、米2合に2枚入れるのが絶対良いです。そして鳥皮は剥いだほうがそれっぽい感じがします。剥いだ鶏皮は、魚焼きグリルでカリカリに焼いて、あとのツマミにすれば無駄がありません。余計な油も落ちるし、これはコレで美味いっすよ。
でもさ〜。せっかくベトナム・タイ食材を売ってるのに、香菜(コリアンダー)は売ってないのよね。画竜点睛を欠きますねえ。しょうがないから、セロリーをぶち込んだら、それなりにはなったけどさ(匂いつけのみ)、あとは青ネギで見た目誤魔化せばバッチリ。