【妄想】中部地域の原子力発電の部門再編はありうる?

中東はホルムズ海峡の封鎖が長引く中で、早く原子力発電所を動かさないとマジで日本ヤバしという感覚、ありませんか? ガソリン価格は補助金投入と備蓄放出のおかげで安定してますけど、いつまでも補助金枠や備蓄があるわけじゃありませんし、仮に封鎖が解除されても、今の世界情勢ではいつまた封鎖されてもおかしくないもん。

それなら、原発を稼働させている、あるいは近々に稼働するであろう電力会社の株を持ったら、儲かる(あるいはヘッジになる)んじゃね?とか思って株主になってみたわけですが、株価は低迷しています。なにせ主力は火力発電(LNG)とかなんで、もろにホルムズ海峡封鎖の影響も受けてるわけ。 原子力発電所が稼働すれば、一息つけるみたいだけど。

んで、打開策(売るか保持するか)を練るべく関連のニュースを繋げて妄想していたのです・・・

東京電力ホールディングスが、経営再建の一環とする外部企業との提携実現に向け、原発を除く事業を束ねた新会社の設立を視野に検討していることが19日、分かった。東電傘下に置いたまま、福島第1原発の賠償や廃炉などのリスクから切り離すのが狙い。外部からの出資を受けやすくして、成長を加速する。
・・・電力需要の増加を見込むデータセンターや脱炭素分野に投資し、収益力の強化を狙う。提携後に原発リスクを東電とともに抱えるのは避けたい外部企業も多く、新会社の設立は有力な手段になるとみられる。

東電、原発除く新会社視野 賠償・廃炉リスク切り離し、提携先にファンド浮上

福島第一で経営難に陥った東京電力ですが、経営難を救うため外資を含む外部企業から資本提携を受けるようですね。その際、リスクとなる原発を別会社として切り離しそう。

bad会社とgoodを切り分け、綺麗になったgood会社に外部資本を注入する。good会社は大消費地首都圏を抱える優良会社になるから、参入を希望する機関は多いでしょう。切り離されたbad会社(原発の主に廃炉部門)は国策会社に近い扱いになるんでしょう。日本の国策会社に原発の運営や廃炉を任せるのは不安しかありませんが、営利企業たる東電には重すぎるでしょうし、善悪は別として、落としどころはそこしかないのかも・・・

そこで妄想。その切り出した原発部門新会社に、中部電力から浜岡原発を切り離して新会社に統合させ、廃炉作業を担わせたらどうかな? 浜岡は不祥事のため再稼働の目途立たないですし。赤字荷物はさっさと見切りをつけた方がよいかと。

中部電力の浜岡原発3・4号機の再稼働審査において、極めて深刻は不正が発覚しました。原子力規制委員会は、最も重要とされる地震の揺れを想定する「基準地震動(想定される最大の揺れ)」の算出に際し、本来は複数のモデルから適切なものを選ぶべきところを、「揺れが小さくなる(都合の良い)データ」を意図的に抽出していたと指摘。客観性が担保されず、「捏造(ねつぞう)や改ざんにあたる」と極めて厳しく批判し、「安全審査の根幹を揺るがす深刻な不正行為」として審査を停止しました。 なぜ、このような不正が起きたのでしょうか。そこには浜岡原発が置かれた特殊な背景が考えられます。
原発のある静岡県御前崎市は、東海地震の予想震源地域となっており、そもそも地震対策に対して非常に厳しい目が向けられています。そのため、耐震性については他の原発より耐性の高い設備となっています。また、2011年以降、全基停止が続く中、火力発電への依存による燃料費増や、1・2号機の廃炉コストが収益を圧迫することが予想されています。
中部電力にとって再稼働は「悲願」ともいえる状況でした。
莫大な投資を行い、防波堤の嵩上げなど安全対策を強化してきた自負があった反面、審査の壁を越えるために「客観性」を損なうデータ操作に手を染めたことは、安全神話への逆行と言わざるを得ません。(「人命軽視」との認識は否めません)

中部電力浜岡原発のデータ不正問題から企業が学ぶべき課題

うーん、これ捏造した社員さんには同情を禁じえません。 会社が「早期に浜岡が再稼働できる根拠」を強く求める中、検討する社員にはその解を出すしか道はありません。その道を出せなければ・・・「すまじきものは宮仕え」という通りです。正攻法でその解が得られるなら、誰も不祥事なんて起こしません。解が得られずも「ダメ」という解が許されない以上、あとは偽造するか屁理屈を立てそれを押し通すか・・・そういうことだったのだろうと思います。人命軽視とは建前その通りなんですが、この国の「ダメを許さない空気」下における意思決定、いわば本音って昔からずっとこれだもの。バレたらバレたときの責任者が「運が悪かったので見つかってしまった」責任を取り話が終わります。ゆえに構造は何一つ変わらず温存され、周期的にまた繰り返されます・・・。

閑話休題。それに東南海トラフ地震被害域の最前線に立地してる浜岡原発で、万一事故により大量の放射能・放射線が外部に出たら・・・(可能性はゼロではありません)、偏西風の影響でそれは首都圏を巻き込むことになります。首都圏に集中する大人口の避難先やら現実的な避難計画なんてありません。てなこと考えると、政治的にも浜岡原発の再稼働は無理でしょう。

とはいえ、トヨタをはじめ製造業を抱える中部電力としては、安価で安定供給できる原子力発電所、あるいは余剰発電設備を保持したいところ。なら近隣の北陸電力を取り込めたら、いいんじゃね?  送配電では協力体制を築きつつあるし・・・

関西・中部・北陸の送配電3社は1日、エリア間を結ぶ電力系統を増強したと発表した。地域をまたいで送ることができる電力の容量を従来から20万~140万キロワット(kW)増やした。電力の需給逼迫した際、大規模に融通しあえるようにし、安定供給につなげる。
関西電力送配電と北陸電力送配電、中部電力パワーグリッドが運用を始めた。富山県南砺市にある中部エリアと北陸エリアの接続拠点で…

中部電系など、地域間送電網増強

ついでに、審査の難航している北陸電力の志賀原発も原発部門新会社へ移管しましょう。どこも廃炉やら再稼働準備とかで手一杯でしょうけど、専門技術を持つスタッフを集中運用し複数の審査情報を共有でき、また資金的にも分担したほうが経営的にも楽なはず。

顧客が少ないのに、審査待ちの原発と、停止した主力火力発電所を持つ北陸電力の財務基盤は厳しいようですし・・・と思ってたら、まさに今日の株価が急落してますがな。

北陸電力-急落 今期経常益59%減見込む 前期は7%減〔DZH 個別株情報〕
9:54 配信

そこへ資金力のある中部電力が助けに入り(統合し)、さらに規模を大きくすることで発電燃料の価格交渉力を上げ、北陸で余剰に発電した電力を優良顧客(太平洋側の工場群)へ供給できる体制が整えられればお互いウインウインで一番きれいな形でおさまるような気がします。

実は、そんな「うわさ話」も出てはいるんですよね。 実現性は別だろうけど。

 2664円―。中部電力の株価が2月19日、年初来高値をつけた。年明け早々、“青天の霹靂”の浜岡原発(静岡県)の地震データ不正が明らかになり、翌日1月6日は10%の急落、その後も2141円まで下げた不祥事株がジワリと反発しているのだ。なぜか―。
「林社長は強気だ。辞める気配を感じられない」
 電力関係者が驚いたのは2月6日、中電の今年度第3四半期決算の説明会だった。社長の林欣吾は席上、通期1850億円の純利益見通しを据え置いたうえで、「方向性は変わっていない」と発言、さらに“原発再稼働なし”を前提とした新たな中期経営計画を、春にも自ら発表すると語ったのである。

中部電力が傾く「浜岡全廃炉」ーー北陸電力「統合」という選択肢

ここから先は有料会員でないと読めませんが、まあ内容は「そんな感じ」でしょう。日本の人口は激減(特に地方で)してるので、いずれ地域別電力会社の再編は不可避だったでしょう。それがホルムズ海峡の閉鎖という事象のせいで前倒しされたのだと考えればね。

(あくまで投資判断であり、ここには正邪の判断は入っていません。)

*参考までにAI君にも聞いてみたっす。

Q.東電の福島第一原発、北陸電力の志賀原発と中部電力の浜岡原発を分離統合して原発専門組織を設立、残った東電へ外部資本投入。残った中部電力と北陸電力が合併したら、それぞれの強み弱みを組み合わせた会社ができるのでは

A.ご提案の再編案は、日本のエネルギー政策や電力業界の構造改革において、非常に合理的かつ興味深い視点を含んでいます。現状の各社の状況と、この再編が実現した場合の相乗効果についてまとめました。

  1. 原発専門組織の設立と東電への資本注入
    東電の福島第一、北陸電力の志賀、中部電力の浜岡を切り離して「原発専門組織」を作るという案は、個別の企業では負いきれないリスクの分散と知見の集約に繋がります。
    メリット: 福島第一の廃炉という超長期プロジェクトと、再稼働が課題となっている志賀・浜岡の安全対策を一括管理することで、高度な技術者集団を維持しやすくなります。
    東電への資本注入: 原子力リスクを切り離すことで、残った東京電力(送配電や小売)は通常の事業会社として投資対象になりやすくなります。実際、東京電力は今後10年で11兆円超の投資を計画しており、国内外のファンドからの出資を募る方針も報じられています。
  2. 中部電力と北陸電力の合併によるシナジー
    中部電力と北陸電力は地理的に隣接しており、合併による「強み」と「弱み」の補完関係は非常に強力です。(詳細はhttps://share.google/aimode/Ye7sDKxR9rE90DwsJ)この再編が実現すれば、「原子力という国家規模のリスク・課題」を切り離しつつ、「中部・北陸という強力な産業地帯を支える巨大エネルギー企業」が誕生することになります。
    特に北陸電力は、志賀原発の再稼働遅延が経営の大きな重荷となっているため、ご提案のように原発を専門組織に委ね、中部の経営資源と統合することは、地域経済の安定にとっても有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

うむー。人が考えてブログ書かなくても、AIに上手く問いを与えることができれば、すぐ読みやすい記事が一本でてきてしまうのだな・・・

中部の調達力と北陸の水力を組み合わせで、カーボンニュートラルへの対応を加速できる という指摘は面白いですね。 カーボンニュートラル、なかでも再生可能エネルギーは供給が不安定なので、電力会社としては「蓄電施設」の整備が必須となります。蓄電池とか。でも北陸電力が豊富に持つ水力発電所は、そのまま減価償却の済んだ蓄電池(揚水発電)として利用できるので・・・

・・・うん面白そうだから、北陸電力の株、買ってみようかしら。あれ、売る検討、だった気もするけど?

超長期国債ってあり?

こんなニュースを聞いたことがありませんか?

長期的な安定性に対する疑念が数週間にわたり蓄積していた7兆6000億ドル(約1200兆円)規模の日本国債市場は、米国時間1月20日、予想外の大規模な売りに見舞われた。日本のインフレが債券利回りを押し下げかねないとの懸念が強まっている。・・・
ドナルド・トランプ大統領の「解放の日(リベレーション・デー)」関税が世界市場を揺るがした2025年以来、最大の上昇幅を記録した。
日本の40年物国債利回りは、2007年の導入以来、初めて4%を上回った。
これに先立つ20日早朝には、20年物国債の入札で十分な需要が集まらず、信認不足を露呈する警告サインとなった。

「日本の国債危機」を世界の投資家が警戒、40年債利回りが初の4%超え

これは1月20日の記事です。記事の趣旨は「積極財政を進めようとするサナエノミクスのせいで、日本国債の信用ボロボロ、サナエよ財政再建せよ!」というザイム真理教のPR記事なんですが。

僕が注目したのは「日本の40年物国債利回りは4%を上回った」というところ。

巷ではFIREという言葉が流行っておりますが、ここには有名な「4%ルール」というのがあるんです。その趣旨は1億円投資し年4%の配当収入を得られれば(税引前400万円)、元本も減らないし一生働かなくても食べていけるぜヒャッハー というもの。

実は日本では難しい「FIRE」の4%ルール

将来のインフレ(物価高)考慮してないじゃん?とか突っ込みどころはあるんですけど、まあ非常に魅力的な話ではあります。ただ最大の問題は「日本株じゃそこまで安定した配当益は厳しいし、高配当のアメリカ株の運用でも、毎年ずっと好調な運用をするのは難しいよね、だいたい円高ドル安が進行したらドルで好調運用でも円タウン在住じゃ厳しくね?」 って点。

でもね、もし日本国国債に投資(日本国に投資)して年4%の配当が得られるなら、利払いは確定しており、しかも円なので為替変動の影響もありません。 びくびく米国民間企業の株式を勝って運用するより、これ買って寝てればよくね? まあさすがに1億円分は買えないけれど・・・

大変残念ながら、個人投資家に「40年もの国債」は売ってもらえないのですけど、代替手段としてSBI証券が、すでに発行された「30年もの国債」を中途で売ってくれてます。(「既発債券」と呼ぶ) どれどれ・・・と欲豚は覗いてみたですよ。

*めんどくさいので、以下の話は税引前の金額で話をしています。実際にはここから税金が引かれるからねー。

SBI証券取引ページより 一部抜粋

30年債だから40年もの国債ほどの利率は出ないけど、第89回利付国債(30年)の残り29年10か月ってのが、利率3.4%で売ってます。 額面100万円分買うと、毎年3万4000円貰えるのね。悪くなす! で、おいくら・・・単価が104.34なので、額面100万円を1,043,400円で売ってます!

おいおい、額面より高いじゃねーか。今日104万円で買った債権が、30年後に100万円で戻って来るって、元本だけ見たら損です。(「オーバーパー」って言うんだって)が、「30年間毎年3.4%の利払いがある」ということには、それだけの価値があるってことですな。 だから利率は3.4%でも、元本で損をする分を差し引き、利回りは3.1%になるってことです。

一方、第65回利付国債(30年)はどうでしょう。残存期間は23年10か月。利率はわずか0.4%です。「けっ、こんな低い利率の国債、今時分だれも買わねーよ」ってことで、なんと単価は55.06。つまり、額面100万円のものが、550,600円で買えちゃいます(「アンダーパー」)。約24年後には、これが100万円で戻ってきます。つまり、550,600円に毎年18,725円≒(1,000,000-550,600円)/24年 の増分と4,000円の配当があるから・・・利回りが4.15%になるってことか!(単利計算ですけど)

ふむ、なかなか面白い世界ですなあ。

たぶんここで紹介した「単価」は時々の情勢によって激しく揺れ動くでしょうけど、満期まで持つ(中途換金の予定がない)場合なら、必ず100になって戻って来るので、そこはあまり心配しなくて良さそう。

まあこれから先はインフレの世の中だから、今日の100万円と30年近い未来の100万円は全く価値が異なるでしょう。なにせつい先日まで「平和の使徒」としてノーベル平和賞を狙ってたオッサンが、第三国を仲介に立てた外交交渉のさなかに、相手国首脳陣が集まる会場を爆撃して一毛打尽にしちゃう世界だからなあ。マキャベリも真っ青でしょう明日の事も分からんのに、30年後なんてな・・・

それに対して単利4%くらいの利回りが見合うのかはわからんけど・・・

面白そうだから、第65回利付国債(30年)を額面100万円分買ってみましょ! 

 *利回りだけ見ると、第73回の方が良いのですが、65回の方が残存期間が自分に都合がいいので・・・てか満期近くに、生きてsbi証券のネット口座をポチポチ操作できんのか、後期高齢者も近い僕?・・・これ、ある種の一時払い長寿おめでとう年金だなあ。僕独身だしな・・・

残酷なAIのテーゼ 「老年よ神話になれ」

注意:「超長期国債」ってちょっと面白そうじゃね? と思ってネットで検索してみたのだけれど、あまり取り上げている記事はありませんでした。マニアックな商品だし、利回り4%超えなんて超タイムリーな話だし、「うまくいきました」「失敗した」っていう体験談がないんだろうね。長期スパンの話だからなあ。 

だからまあ、ここから先は僕の感覚なのだけれど、たぶん・・・あなたがよほど物好きな欲豚でない限り、超長期国債とか手を出さないで、「個人向け国債」を買った方が無難だとは思います。こちらは紹介記事がたくさんありますし、おおむね好意的。

金利上昇で低リスク金融商品の常識が変わり始めている。「株式には投資しないお金」の置き場所を再検討した方がよさそうだ。
 1つ目の新常識は「預金より債券」だ。2024年には1%前後だった長期金利(10年物国債利回り)は、26年に入り2.2%を超えてきた。このような金利上昇期は、預金よりも債券が有利になりやすい。債券利回りは市場金利を敏感に反映する一方、預金金利の上昇には時間がかかるためだ。
 個人向け国債や新窓販国債の2月分の利回りを見ると、資金拘束が短い2年物(新窓販国債)ですら1.2%超。銀行の定期預金金利は高いところでも1年物で1%程度が多く、それより期間が長くても金利が上がるわけではない。国債利回りが大半の銀行金利を上回る状況だ。インフレによる目減りを少しでも抑えたいなら、預金は賢明な選択肢とは言えなくなりつつある。

高金利時代の個人向け国債 「変動10年一択」に変化

僕も大当たりはしないけど確実で、どうやってもたぶん損はしないいい商品だと思います。でもまあ、それらも持っていて、追加でちょっと刺激が欲しい方には、超長期も「おもろい」かもって思いました。なんといっても 債券なのに「スリル」を求められますから(笑)。