結論。ミキサーと目の細かいふるいがあれば、何とかなるぞ!
以下、主文。
畑で蕎麦を収穫しました。 多くを望まなければ、蕎麦は種を蒔いて捨てておけば、そこそこ実が成るのです。 雑草もある程度抑制できますし、ぐーたら農業にはいいよ!
畑にある状態から、なんとか蕎麦の実だけ抽出(米で言う脱穀した状態・籾【モミ】)にしました!やり方は下の方に書いたんで、興味ある人はどーぞ。
で、そこからどうやって籾摺り(皮を剥く)してそば粉にするんだろ?
ある程度の量があれば、蕎麦屋さんに近くの製粉所の在処を聞けばいいんだろうけど、お試し少量だしな・・・石臼なんてないし・・・擂り粉木じゃ大変そうだし・・・
調べたら、ミキサーでやれる って情報があったので、実際やってみました。いやー、出来たけど手間はかかるよ。
蕎麦の実から蕎麦粉を作る方法
用意するもの
乾いた蕎麦の実をミキサーに入れて、スイッチ・オン! 100gで30秒〜1分 くらいじゃね?ってことだったので、僕は45秒やりました。まあこれくらいで一回やってみて、うまく行かないようならもう少し長くやってみてくださいな。
ミキサーって、水分なしで回すとヤバいんじゃね?と思ったけど、ちゃんと回りました。いろいろ粉砕して、カスと白い粉が出来ましたよ。あとはこれらをひたすらふるいにかけて分別すればよろしい。
最初の数回は、みそこしくらいの少し荒い目でやると効率が良いかもしれません。そのあと、裏ごし用のふるいで頑張りましょう。 殻も蕎麦粉と似通ったサイズですので、ふるい全体を手で揺らして大きな振動を与えると、両者の分離が難しくなります。写真の左のふるいは、ふるいの上に「の」の形をした道具が付いてて、これで静かに粉を「ふるう」ことができますんで、こういう奴を使うと良いと思います。
粉もう少し殻の量は減らせたと思うけど、段々ふるうの面倒になっちゃってさ、歩留まり50%くらいになっちゃったよ、これ。
んでもまあ、蕎麦粉ができたので、試食!・・・「ペッペッ」
自分、砂粒やら小枝はしっかりとったんだけど、蕎麦の実それ自体を洗うの忘れてた・・・砂が一杯入ってて食えないよ、これ。まあ蕎麦の匂いと味はするけどな。
警告! 食べられるそば粉を得るためには、蕎麦の実をしっかり洗って、それをよく乾かしてから、ミキサーに投入しましょう。とほほ。
参考までに
蕎麦の実だけを抽出する方法
- 刈る 実った蕎麦を稲みたいに手刈りする。
- 干す 刈った蕎麦をブルーシートの上で太陽に当てて、よく乾かす
- 叩く 叩いて茎から蕎麦の実をブルーシートに落とす。茎は捨てる
- 選別する 実と小さな枝をひたすら選別する。 目で見て、手で枝とか異物を取り除く方法は確実ですが、ひたすらメンドクサイ。風の吹く日に外で、実と小枝混合体を上の容器から下の容器に落としてあげましょう。ちょっとコツが必要ですが、中身の詰まった実は下に、乾いて軽い枝は少し離れたところに落ちるので、その差を利用してより分けます。
- 4.の選別を繰り返して、実だけにします。 来年の種にするならこれで良いのですが、食用にする分は実を洗ってしっかり乾かしておきます。