早春の味

(長い前置き)本日はお休みでした。 ここ数日、乱高下する株価とか分析記事とか眺めててすっかりくたびれちゃって、こういうときは外に出ましょー (以下13行愚痴っす)

最近、トランプ氏ちゅうんは「経済ヤクザ」なんやなって思ってます。暴力を背景にいちゃもんをつけて、「ホンでワレ、いくら出せるんや?」と迫り不当な利益を得る。ただ残念ながらトランプ氏自身は「経済ヤクザ」という肩書が嫌い。ホンマモンのヤクザにあこがれてます。コロシも辞さないプーチン親分とか、いじめ好きな習親分とか。

んで、初めてコロシに手を出しました。相手はハメネイ組です。 ただまあ手を出した組が悪かった。後を継いだ二代目ボンボンに「ホンでワレ、いくら出せるんや?」っていうつもりが、相手は超武闘派でした。「オヤのタマ取られて黙っとれるか、いてまえ!全滅上等。全面戦争や!」。おかげでトランプ組と巻き込まれた街のカタギさんたちは経済的大打撃を受けそう。そこは経済ヤクザなので、あわててTACOり、「もう戦争終結だもんね」と宣言。いや戦争って相手あってのことだから、一方的には決められないよ、ボク。

ヤクザなら相手と喧嘩やって勝てるかきちんと見極めてからやれやこのボケ。と巻き込まれた町のカタギはみんな思うわけですが、残念ながらこの町には、この抗争を停められる警察がいないのでした。 以前のトランプ組(ブッシュ組長くらいまで?)は町内会の幹部が、「街のために男気見せてくだせえ」って頼みに行くと、気分が良ければ仲裁するような役割だったようですけど。 うーん、この話はどこに堕ちるんすかねえ。

参考文献:なぜ阪神淡路大震災では「火事場泥棒」が少なかったのか?知られざる「山口組」震災ボランティアと自警団の真実

こういう時は心静かに歌でも嗜みませう。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ

(超訳)へえ、家族のために春の畑に出てつくし摘んで来ましただ。衣手は土にまみれたでよ。雪は降ってねえですが、花粉は乱舞しとりました、ズビー。 

オラ貴族じゃなし百姓だで、風情ないのは勘弁してな。でもこれが忠実な写実主義ってもんだべ(笑)。

はかまを取ってごま油で炒め、砂糖、みりん、料理酒、醤油で味付けし、すりごまを振りました。 器に盛ったら完成。汁が余ってたので、そこへ唐辛子とねぎのみじん切りを投入し、卵を溶き、炒り卵も作りました。

これに冷蔵庫から沢庵を出してきて、あとは冷ごはんに塩昆布を載せお茶をかけ、本日の夕食の出来上がり。 まるで江戸庶民の夕食みたいですが、これが美味いんだな~。

うーん、適当に味付けしたんで、ちょっと砂糖甘すぎちゃったけど、お茶づけの相手ならまあ許してあげませう。

これなら物価高もなんのその。都会ではやれない農的生活なのでございます。まあ、毎日だと無理だけど(笑)。  *道路脇のつくしは散歩犬のぶっかけの恐れがあり採取できねーってのもまた農的生活でございます。田舎生活とも言いますわ。

やっちゃえ、デンソー

なかなか衝撃的なニュースでしたね。

 デンソーが半導体大手のロームに買収を提案したことが3月6日、明らかになった。
 ・・・両社は2025年5月に半導体分野における戦略的パートナーシップを構築することで合意した。車の電動化や知能化に欠かせない半導体開発で連携を深めていた。現在デンソーは、ローム株の4.97%を保有している。ロームの時価総額は1兆円を超す。
 ・・・デンソーは、半導体とソフトウエアを車の電動化・知能化の要と位置付け、基盤技術の強化に向けて戦略的な投資を行っている。半導体領域では23年度から30年度までに累計5000億円の投資を計画している。電気自動車(EV)に欠かせないパワー半導体やSoC(システム・オン・チップ)の開発を進めている。

デンソー、半導体大手のロームに買収提案 「株式取得提案を受領したのは事実」

デンソーってのは、まあ知ってるとは思うけれど、トヨタ自動車の有力一時下請けで、もともとはトヨタ自動車の電装(デンソウ)部が分離独立した会社です。 自動車部品メーカーとしては国内最大、世界第二位の規模を誇ります。

好むと好まざるとに関わらず、今後自動車の主軸ってかホットテーマはEV(電気自動車)とか自動運転技術にあります。その潮流の中で、トヨタ自動車グループの主軸を務めるのは間違いなくデンソーだ との思考のもと、僕はデンソーの冷菜株主なんですが・・・

いい会社なんだけど、このデンソーという会社、株価は万年格安でした。直近でもPERが15倍、配当が3%もあるとか、この規模の会社としてはおいおいオマエそれでいいのかよ? ってくらいの指標のまま放置されてました。放置されてたってことは、市場が「この会社、将来儲かりそう!」って思ってないことの裏返しなんですが。

でもまあ、そのあんまりぱっとしない自動車部品メーカー(時価総額6兆円くらい)が、1.3兆円もの価格で大手半導体メーカーに買収提案をしたと。びっくり。

パワー半導体部門は世界的に競争の激しい(例のごとく、C国が政府補助金をつぎこみ安値で世界へ絶賛輸出中)分野ですが、デンソーとくっつくならトヨタ系をはじめとする車載半導体への需要が見込め、(デンソーも自前で初代プリウスの車載半導体をつくっていたかと)車載はたぶん参入障壁が高いから、戦い方次第によっては中国や世界とも対抗できるのではないかと。

デンソーとしても記事にあるように「車載半導体とソフトウエア」に注力している中で、大手半導体メーカーの技術(コスト削減とか歩留まり改善とか)を内包するのは悪くない手です。 というか、勝負に出ましたね。株価は大きく動くぞ・・・

上手くいくかはもちろん分かりませんが、いい方向に転がるとこりゃスゲーぞ(僕の直管です)、ビックニュースだから株価上がるやろ。月曜日に買い増ししようかな なんて思ってたら・・・大幅安かよ・・・

デンソー<6902>が大幅安。同社は6日14時、ローム<6963>に対する買収提案に関する報道の内容は同社が発表したものではないとコメントした。 なお、買収案が否定されなかったこともあり、同社株価は財務悪化懸念から下落している。ロームはストップ高買い気配となっている。

デンソー-大幅安 ローム株取得を含むさまざまな選択肢を検討

これは市場から「デンソーが提示した買収金額でかすぎ、これほんとにペイするのかよ?」って思われてるってことです。

うーん、でもたぶん、デンソーは買収金額にさらなる上乗せをしても、ロームを買収すると思います。理由は2つ

1.国策だから

 高市内閣は17の戦略分野に政府が集中投資って言ってますけど、その一つがまさに半導体なんですよね。デンソーは半導体分野で富士電機とも連携してて、その連携に対して経産省から補助金をもらってます。ってことは、この巨額の買収提案も、経産省(日本政府)が絡んでいるものと。ロームは技術力あれど最近あまり儲かってないので、救済の意味もあるかもしれません。国としては半導体の経済安全保障という観点もありますね。

 デンソーと富士電機は2024年11月29日、両社で経済産業省に共同申請した、SiC(シリコンカーバイド)パワー半導体の投資と製造連携を行う供給基盤の整備/強化を目的とする「半導体の供給確保計画」が認定されたと発表した。事業総額は2116億円で、約3分の1に当たる最大705億円が政府から助成される予定だ。

経産省が半導体供給確保の助成を追加認定、デンソー富士電機含め8件で1013億円

ってことは、お膳立てが整ったら国から多額の補助金が出る ってことで内々に話がまとまってるんじゃないですかねえ。デンソーの持ち出しはそこまで多くないかも・・・

2.トヨタグループの動き

デンソーの株主にはトヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタ不動産(非上場)をはじめとするトヨタグループがたくさん並んでます。トヨタ自動車だけで20%くらいあるはず。んで、トヨタ自動車の大株主は豊田自動織機なんですけど、今まさに、ここを非上場化する動きが進んでいるんですよね。

トヨタ不動産は6月3日、トヨタグループによる豊田自動織機へのTOB(株式公開買い付け)実施を発表した。・・・取引が完了すれば、豊田自動織機の株式は非公開化され、上場廃止となる。これにより同社は、短期的な業績などにとらわれず、「モノの移動」を牽引する企業として長期的な成長ができるようになるという。

【緊急特番】豊田自動織機の株式非公開化 豊田会長が語った真意

織機が非上場になれば、そこが大株主であるトヨタ自動車やデンソーも、今までより意志決定の迅速化や資本の集中投下をより会社側の意向に沿って進めやすくなります。それを見越し、デンソーのローム買収は、一社だけでなく「トヨタグループ大規模再編の中核」じゃないかとも思うんです。なんらかの形でグループから助けがあるかも・・・

ちなみに、トヨタ自動車の会長は豊田章夫氏ですが、トヨタ不動産の会長もそうなんですよね。あと、日本自動車会議所会長も。まあ国策とも、自動車業界全体の意向をも体現しているキーマンってことです。(1.にもつながる)別会社とはいえ、その気になれば、いろんな助け方ができるんじゃないかなぁ。

そういえば、ちょっと前にトヨタ自動車の社長が技術系から財務系の人に変わりましたよね。在任期間が短かったので、ん?と違和感があったのですが、これもその伏線だったりしてね。

 ちょっと書かれてますけど、僕はトヨタ自動車本体は「モノの移動」の企画・設計するデザイン・ブランド管理会社に、ローム・デンソーが「モノの移動(電動)」の製造会社、アイシン等の他の一次下請け会社が「モノの移動(エンジン)」の製造会社に再編しようとしているんじゃないかと夢想しているのです。ちょうどiPhoneにおいてAppleとTSMCみたいな関係みたいに。 

電気自動車で大事なのは電池とeアクスルと全体設計でしょうけど、全体設計をトヨタ自動車、電池をトヨタ自動車と豊田自動織機、eアクスルはデンソーで分業する感じ。

最新のトレンドとして「Xin1」と呼ばれる統合技術が注目を集めています。これは、従来の「3in1」(モーター、インバーター、減速機の一体化)からさらに進化し、電圧変換機や車載用充電回路(OBC)などの周辺部品も組み込む技術です。

EVに欠かせないeAxle(eアクスル)とは?仕組みやメリットを解説

eアクスルまでは今のデンソーでもできるでしょうが、Xin1への流れの中でますます半導体が重要になって来るでしょうし、ローム・デンソーとなれば電装部品が得意なうえ半導体も大得意と来て、さらにいろいろな制御装置もXに組み込み、オンリーワンの商品が開発できます!小型化もやりやすくなるでしょう。となれば、トヨタグループ以外にも売れるだろ、これ。

まあ夢想なんですけど、もし実現したら、ローム・デンソーは薄利多売の自動車部品メーカーから、テスラみたいなウルトラ製品を生み出す高利益企業に生まれ変われるんじゃなかろーか・・・なんて。半導体製造から車載電装品まで一気通貫に製造できる「垂直統合」会社なんて今世界にはありませんから。・・・世界の潮流は「水平分業」だからねえ・・・

まあ作ってるものも社風も全く違うでしょうから、統合して成果を上げるのは相当困難な道であることは確かですけど、夢もあるのも確かじゃないかなあ(まさに夢想だけど)

それとまあ、今まさにこのタイミングで、デンソーはわが西尾市で新工場を建設しているんです。デンソーがローム・デンソーになった暁に、その製作工場として世界に製品を出すのは、ひょっとしてこの工場だったりして・・・

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:林 新之助、以下、デンソー)は、愛知県西尾市にある善明製作所の敷地を拡張し、新たな工場を建設します。2025年度上期に着工し、2027年1月に竣工、2028年度上期から生産を開始する予定で、工場建屋の総投資額は約690億円を計画しています。

・・・デンソーは、クルマで培った技術をコアに、「環境」と「安心」分野における提供価値を拡大するとともに、「自動車業界のTier1」から「モビリティ社会のTier1」へと進化するために、「モビリティの進化」「新価値創造」「基盤技術の強化」という3つのチャレンジに取り組んでいます。

・・・「基盤技術の強化」の一つであるソフトウェアは、電動化製品や高度運転支援システム(ADAS)製品などを制御するECU(Electronic Control Unit)に組み込まれており、重要な役割を担っています。今後、SDV(Software Defined Vehicle)や電動化などの進展により、クルマの各機能を横断的に制御する大規模統合ECUが必要となります。新工場では、主に大規模統合ECUの生産を担い、今後の市場拡大やお客さまのニーズにタイムリーに対応可能な生産体制を構築します。

デンソー、善明製作所に新工場を建設

「自動車業界のTier1」から「モビリティ社会のTier1」へと進化する とか、以前は正直意味わからんかったのですが、そういう文脈で読むと夢想が広がりますよね~。