すさまじきは、宮仕えなり

 

前川喜平氏の講演、文科省が理由尋ねるメール公開 「具体的かつ詳細にご教示を」と繰り返す

前文部科学事務次官の前川喜平氏が名古屋市立の中学で講演したことをめぐり、文科省が名古屋市教育委員会に問い合わせた問題で、文科省と市教委は16日、互いに交わしたメールの写しを公開した。・・・ 林芳正文科相は16日の会見で「やや誤解を招きかねない面があった」と述べ、調査を進めた初等中等教育局長を注意したことを明らかにした。

3月17日の中日新聞に、その全文が載っていたので、読んでみました。 質問は15個あって長いうえに更問もあるんですけど、代表して質問3のやり取りを載せてみます。長いですが、笑えます。(Q:文科省 A:校長・市教育委員会)

Q.前川氏は文部科学次官という教育行政の事務の際総責任者としての立場にいましたが、いわゆる国家公務員の天下り問題により辞職し、停職相当とされた経緯があります。また、報道などにより次官在任中にいわゆる出会い系バーの店を利用し、そこで知り合った女性と食事をしたり、時に金銭を供与したりしていたことが公になっています。こうした背景がある同氏について、道徳教育が行われる学校の場に、また教育課程に位置づけられた授業において、どのような判断で依頼されたのか具体的かつ詳細にご教示ください。

A.天下り問題は、文科省ひいては国家公務員全体の問題であると認識しています。また、バーうんぬんについては、良心的な目的であったことが報道されています。いずれも今回の講演を依頼する障害になると考えませんでした。

追加Q.「天下り問題は、文科省ひいては国家公務員全体の問題であると認識しています。(中略)いずれも今回の講演を依頼する障害になると考えませんでした。」とありますが、

  • 前川氏はいわゆる天下り問題について自らが直接関与したことが認められ、省全体の責任者としての責任のみならず、本人自らの非違行為を理由として提唱相当とされましたが、校長はこの事実をご認識されていたのでしょうか。
  • また、このような事実関係を前提とした場合、このような責任を問われた方が、道徳教育を行う学校において授業を行ったことについて、改めて校長の見解を具体的にご教示ください。
  • 上記にあるような責任を問われた方が学校において授業を行ったことに関する名古屋市教育委員会としての見解を具体的にご教示ください。

追加A.

  • 辞任されたこと以上のことは知りません。
  • すでに述べた通りです。今回の授業は道徳の授業ではありません。

  • 八王子中学校における総合的な学習の時間の指導計画に基づき、校長が判断した方にキャリア教育の視点で講演いただいたと把握しています。また、「笑顔いっぱい絆づくり推進事業」を活用して行われた講演と捉えています。

「今回の授業は道徳の授業ではありません」!いやああっぱれな回答で笑った。

どういう答えがいいのか考えましたが、僕だったら「『具体的かつ詳細にご教示ください。』とありますが、どのように作文したらお気に召すのか、ご教示ください。」 と返すのか正しいと思うね(戦争する覚悟がいるけどな)

だって、これ「モンスターペアレンツ」ならぬ「モンスター質問」だもの。授業終わっちゃってからネチネチ言われたって、もうどうしようもないもんね。事前に善処しろ」と言うならともかくね。(それは違法みたいですけど)

まあ、文科省は恥ずかしいメールを書き換えもせず、黒塗りもせずそのまま開示したから、エライと褒めてあげないとね、最近は書き換えもバレなきゃOKみたいだし。

しかし、仮にもその組織のトップだった人にして、この扱いを受けるとは。天下りに関与って違法なんすけど、「官僚機構の利益」と言う観点からしたら悪い話じゃないすよ。でもボロクソに言われてかわいそうに。

ちなみに、今後前川氏が他の学校で授業に参加しても問題ないかとの質問に、初等中等局教育課程課長は「仮定の話、答えをひかえさせていただきたい」とのこと。 こういうのを「忖度しろや、コラ」って言うんでしょうね。

 

佐川さんもいずれこういう運命で、黙っててももう天下りはお世話してもらえないんだろうから、国会に呼ばれたら好きなようにお話しされたらいいんじゃないのかな。

そういえば、

財務省の文書改ざんについては、いまだ「決裁文書の鏡」が出てきてないですね。鏡には、その文書の起案者から最終決裁者までの印が並ぶので、誰が最終責任者か、いまさら調べなくても分かるんですけど。

もう一つ。めんどくさい案件でめんどくさい上司に決裁印(稟議書とか企画書に責任者の印を押す行為)を貰いに行くとき、普通、微に入り細に入りの資料を添付しますかね?

めんどくさい上司に印を貰いに行くときは、「字が間違ってる」とか本質ではないとこをチクチク指摘され面倒なんで、最小限の資料を添付し、あとは口頭で印を貰う勝負をするのがサラリーマンの心得です。

うまく行けばハンコくれるかもしれないし、だめでも指摘箇所を数カ所直せば諦めてハンコもらえるでしょう。微に入り細に入りの資料を造って、さらに追加で資料造れって指示されたらタマランですもんね。準備はしておくにしても。

が、財務省の決裁文書と称するものは、「微に入り細に入り全部入りの暴露資料」になっているんですよね・・・まあ揉めそうな案件なので、手持ち史料として作ったなら分かるんだけど。

この辺りのことを考えると、財務省はのらりくらりと対応して問題を大きくして、安倍首相の首を狙ってんのかなぁと。

安倍首相は財務省とは疎遠で経済産業省と仲良しですし(財務省からすれば、権力を経産省に奪われている)、省悲願の消費税増税の最大の障壁です。仮に退陣となれば、他の自民党総裁候補者で財務省と疎遠な政治家はあんまりいませんから、うまくやれば「禍を転じて福と為す」こともできるかも!

そもそも、もう首相を庇うメリットも義理もないよね。どう転んでも失墜した財務省は、もうどう行動しても痛くもかゆくもありません(開き直り)。 ってことで、森友疑惑はまだしばらく続くんでしょう。大山鳴動して鼠一匹なのか、象を狩るのか。

それより、北朝鮮と対アメリカの外交政策を、進めてほしいんですけどね。

ひさかたの 光のどけき 春の日に

この歌はこのあと、静心(しづごころ)なく 花の散るらむ(紀友則・百人一首) と続き、桜の花が散っちゃうので、もう少し先の時期の歌でございますが・・・

本日はこの春一番の暖かい日曜日。花見などにもってこいでございます。

が、私の理論では、みなさん「花見」ではなく「人見」に行くのでございます。何せどこへ行ってもすごい人ですからね。 そういう天邪鬼は、家に引きこもり、自宅で花見をするのでございます。まず梅。

梅満開だよ。

ここで一句。

「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花  主なしとて 春な忘れそ」

菅原道真の句です。

春になって東風が吹いたら、花を咲かせ香りを届けてくれ、梅の花よ。 私がいなくとも、咲く春を忘れないでくれ。

道真君は優れた学者(後に「学問の神様」になるくらいですから)で、時の天皇の覚えもめでたく、右大臣(副総理)にまで出世しました。

しかし時は摂関政治の勃興期。摂関政治というのは、「藤原氏しか偉くなれないシステム」ですから、非藤原氏(菅原氏)で高い官職にある道真君はとても邪魔な存在。

藤原氏は首尾よく「えん罪」をでっちあげ、道真君は右大臣から大宰権帥へ左遷されます。

大宰権帥は福岡県にあった「大宰府」の次官です。大宰府は中国との交易の窓口を務め、九州を統括する役所です。地方官としては有力所。大宰帥(長官)は京都にいる皇族が名目上就くことが多く、「権帥」が実質トップ。ですが大宰府へ赴任する必要がありました。 京都からははるか遠方の地。

ここを利用して、左遷ポストとしても利用され、その際は「大宰員外帥」という文字通り左遷ポストを与えられます。道真君はこちら。正規の帥・権帥とは違うんです。まあ、ある種の流罪。

その道真君が左遷される直前に、京都で梅見して歌った歌がこれ。彼は京の梅を思いながら?現地で無念のうちに死去。

死後天変地異が多発したことから、朝廷に祟りをなしたとされ、天満天神として信仰の対象になりました。学問の神であると同時に、著名な怨霊でもあります。

ちなみに、「東風」は氷を解き、春を告げる風という意味で「こち」と読みます。したがって、先ほどの歌は「こちふかば にほひおこせよ うめのはな あるじなしとて はるなわすれそ」と詠みます。

 

ハナモモ

こちらはハナモモ。桃といえば・・・「桃園の誓い」かなあ。

桃園の誓い(とうえんのちかい)は、『三国志』の劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟となる誓いを結び、生死を共にする宣言を行ったという逸話のこと。

「我ら三人、生まれし日、時は違えども兄弟の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、困窮する者たちを救わん。上は国家に報い、下は民を安んずることを誓う。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日に死せん事を願わん。皇天后土よ、実にこの心を鑑みよ。義に背き恩を忘るれば、天人共に戮すべし。」   wukiより

まあ作り話ですけど、「日本人の好きな話」ではあります。が、日本人には、「同日の死を望むような重い兄弟の契り(幇(ぱん)みたいなつながり)」が、よく分からんのですなあ。

参考記事:『三国志演義』批判が始まった中国

それはさておき。この桃園は張飛の家にあったというシナリオも。肉屋さんだった張飛が、三人の中では一番いいおうちに住んでた(笑)。ちょっと意外だよね。

 

急激に温かくなってきたからか、家の裏側では、椿が満開・・・とまだつぼみだらけの木も残ってますなあ。

椿

月曜日に雨が降ってまた寒くなるみたいですし、しばらくは暖かくなったり、寒くなったりを繰り返します。この状態を「三寒四温」って言いますけど、本来は冬の季節を指す言葉だったらしいですね。

三寒四温(さんかんしおん)とは冬季に寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。朝鮮半島や中国北東部に典型的に現れる現象で、日本でもみられる。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪い。日本では本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い。 wikiより

 

番外編

温まったコンクリートでゴロゴロする、この方も幸せそう。まあこの方はいつも幸せそうですけど!