カレー日和

以前、近所にできたインド・ネパールカレー屋にちょくちょく通っていることを記事にしました。

それを話題にすると「で、美味しいの?」って聞かれます。「値段の割に悪くないよ」というのが僕の現状の答え。ただ厳密には答えられません。僕が「美味しいインド・ネパール系カレー」を食べた経験がなく、基準がないので答えられないというか。

じゃあ、名古屋まで旨い「それ系カレー」を喰いに行こうじゃないの。

タンドゥール

名古屋駅地下街にある、老舗インドカレー屋。メニューは「インドカレーとごはん」850円(大盛り+150円)しかなす。 すげえ。 

【日本カレー紀行】名古屋駅地下街にひっそりと佇む優しさに溢れるスパイシーなインドカレーのお店とは? / 愛知県名古屋市中村区の「タンドゥール」

注文すると、すぐに出てきます。「駅そば」ならぬ「駅カレー屋」。味は・・・旨い。夢中で食べてあっという間に無くなってしまいました。大盛りを頼むべきでした。かなり日本人向けにアレンジされているのかな、あんまり辛くないので、次は辛口大盛りで行くことにしましょう。

「水を使わず、大量の玉ねぎを煮込む」(王道のインドカレーのみで勝負する、名駅ミヤコ地下街の老舗・カレースタンド!)そうで、なるほど、そういう味がします。ドライじゃないんだけど、どことなくドライカレーを連想させます。

しかし、立地するミヤコ地下街の廃れっぷりはすさまじく、周りはシャッター下りた店ばかり。この店もこの立地でいつまでやっていけるのかな・・・

1976年(昭和51年)開業の本格派インドカレー専門店。カウンターのみ10席程度の小さな店舗だが、テレビや雑誌にも取り上げられて人気の老舗として知られている。
インド人調理師からレシピを教わった女性が運営しており、提供している料理もサイドメニューを除くとカレーのみと至ってシンプル。カレーはソース・ボートで提供され、ご飯はターメリックライスも選択可能。

wiki

うむ、近所のカレー屋とは方向性も味も違いすぎて比較できねえ。値段もランチはほぼ同格だから、二軒並んでたら「純粋にカレーが喰いたい日はタンドゥール」へ行くわ。

翌日の昼もカレーを食べに行くので、この日の夜はラーメンと餃子にしました。

江南柳橋本店

名古屋の駅ビルであるセントラルタワーズにも支店が出てます。賃料の高いタワーズに出店しているってことはそれなりの名店ってこと。ま、出店してても中には高いだけで全然うまくない店もあるんですが・・・

が、泊まった宿の近くに本店があるのでそちらに行きました。

丁寧に作られたラーメンと餃子。ここは間違いなくおいしゅうございました。

名古屋の老舗ラーメンと言えば『江南』
国産の豚骨と鶏ガラを弱火で時間をかけ煮込んだあっさりコクがある品が良いスープに、こだわりの細い麺がよく合う最高のラーメンです。日々進化し続け「毎日食べても飽きないシンプルで奥深い味」を目指しています。
また、一つ一つ丁寧に手で包み込んだ餃子は、薄皮の中に肉汁を閉じ込めた至極の一品です。

食べログ

ネパールステーション

google mapの評判が良かったネパール料理のお店。 タカリセットを頼みました。ダルバート(豆スープとご飯)に、マトンカレーや副菜がついてるセットです。

はあぁ旨し。

豆スープとカレー、その他副菜をご飯の上にぶっかけて食べます。いわゆる猫まんま。ご飯が日本米(ジャポニカ米)じゃなくてタイ米(インディカ米)なのが最高!パサパサ気味に炊かれるタイ米は、日本米より汁気を吸うから、ぶっかけご飯に合うんだよね~。

塩気のある豆スープと、香辛料の効いたサラサラカレースープがご飯に絡み、ときどきパクチーの風味が口に広がり・・・最高。(パクチー好きなら、ですが)

ご飯のお代わりできるので頼んで、たらふく食べました。副菜も野菜多めで、罪悪感少なく食べられるのもいいですね。  

 もう一つ下のランクに、品数を減らした「ダルバートセット(880円)」もあります。

僕、これで十分だなぁ。てか、近所の店でこれ出してもらえないかなあ。

*この店のあたりは、他にもネパール料理屋が複数ある激戦区かつ人口密集地なので、うちの近くの店で、この料理をこの値段と味で出すのは現実的ではない というのは十分承知の上ですが・・・はあぁ、この上は・・・今度外国行くなら、ネパール食堂巡りにしようかしら・・・。

*ちなみにホテルは、「じゃらんの24時間のんびりステイ」で探したビジネスホテル24時間滞在コースで取りました。12時チェックイン・12時チェックアウト、朝食付きで9100円。   昼ごはん2回と夕食、夜のお付き合い(友達と会ってた)以外はホテルでゴロゴロ観光なし。 これが・・・背徳的で楽しーよ(笑)

日間賀島探訪

 2月末に、三河湾に浮かぶ日間賀島に出かけてきました。 記事アップが遅れたのは、ここ一か月近く花粉症がひどくて、何もする気が起こらなかったから。この時期にお外で働くのはつらいのですが、今年は特に酷かったよう・・・。

三河湾には有人島が三つ浮いています。北から佐久島、日間賀島、篠島です。一番北の佐久島へは西尾市から渡船が出てるんですけど、そのすぐ南にある日間賀島と篠島へは定期船はありません(チャーターする手はある)。 てか、なぜこの近接する三島の行政区分が違うのか(佐久島は西尾市、日間賀島と篠島は南知多町)、謎です。地理的には、全島ともまとめて南知多町の行政区分となるのが自然だと思いますけど。

*大昔(奈良時代)の納税木簡に「三河国幡豆郡比莫島」と書かれたものがあり、古くは幡豆郡(現在の西尾市)に属していた時期もあったようです。

なんにせよ、日間賀島には知多半島の先端「羽豆岬」にある師崎港からフェリーで行くのが一番手軽です。 (羽豆岬には神社があり以前の記事で紹介しています。よかったらどうぞ)

師崎港の駐車場、島で一泊すると駐車料金は一台2000円です。ぼったくり価格ですね。  師崎港から日間賀島への船運賃は片道710円。妥当なのかよくわかりませんが、やや高いかなあと。 なにせ港から島はすぐそこに見えますんで。

これでも、国土交通省が定める立派な「離島」です。あっでも「離島ってなんだろ・・」

島の地形概要 島は南北が短く、東西に長い形をしています。東西に集落があり、中央部の高台はあんまり人が住んでいません。なので中央部に公共施設(学校、診療所、行政支所)が集中しています。

車は島の外周を回る道路、港周辺、そして島の南北につなぐ幹線道路のみ通行可能な感じ。東西の集落内は原付が通るのがやっとの細い路地が主体です。

島の居住構造は、以前行った佐久島と酷似しています。

西港前のメインストリート(左右が外周幹線道路)

島中央部を南北に走るメインストリート。車が通行可能! この通りには診療所とか保育所、資料館(閉館済)が面しており、コンビニとその看板も出てるにぎやかな通りだよ(笑)

コンビニエンスストアは、保育園のお隣にあるそうな。 でも島のひとは店の位置みんな知ってそうだし、一見の観光客だと保育園はどこ?だから、「200m先」とかの方がいいような気もするけれど・・・まあほっこりしてるから、いいかぁ。

夜10時まで開いてる立派なコンビニ。中見てみれば良かった(現金持ってなくて。paypayとか使えたのかな・・・)

結構立派な小学校 (ほかにも行政支所や診療所とか撮影してました。「オマエ不動産屋かよ・・・」)

閉校した中学校。校庭にカラーコーンが倒れていましたが、時計は動いていました。三島の中学校の存廃について以前記事にしましたけど、現在、日間賀島の中学生は船で本土の中学校に通っています。再び、離島ってなんだろうね・・・

こちらは集落の露地(安楽寺近く)

こちらは東集落内の様子です。島にはあんまり観光名所はないのだけれど、こんな感じの狭い路地がぐにゃぐにゃ続いていたりして、地図なしで中をさまよい歩くと面白いです。あちこちの辻に地図が張ってあり、あまり迷うことないかと思います。

場所によっては急坂もあり、なんかヨーロッパの城塞都市の中をさまよい歩いている感じもあります。まあヨーロッパの街並みのような統一感はないのですが。

アジアの都市は「我が建物をいかに立派にするか」にこだわり、ヨーロッパみたいに「街並みを綺麗にする」という発想の街はあんまりないですね(日本でも昔裕福だった古い町並みはそれに近かったけれど、それが現代までそのまま保存されていることは珍しい)。

 まあだからこそ、醜悪な建物もあるけれど、「おっ」と目を引くような建物がある意外性が日本の街歩きの楽しみになります。ヨーロッパの街並みは美しく整っているけれど、歩いていてやや退屈というか、意外性はあんまりない感じがします。

あ、日間賀島へ行った主目的は、「フグ」を食べに来たのでした。この島は「フグ」と「タコ」で売り出しているんですよ。

宿は3部屋しかない「すずき」さんにしたのですが、そりゃもう、絶品でした。この日は我々ともう一組しか客がおらず、 フグのから揚げが絶妙のタイミングで運ばれてきましてね。 そりゃ旨かったです。 まあ、興味ある方はこちらの方のブログを参考にどうぞ。

師崎の駐車場代金が不満ですが(宿のせいではない)、地魚のおいしい時期にフグ以外のコースで再訪しようと思っています。味には期待できそうなんで。

宿自体も静かでいい隠れ家でした。

こんな感じの細い路地のそのまた先に、宿があるなんて誰が思うでしょう。

同じ時間の船で来たもう一組の宿泊客と、しばし宿まで迷いました。googlemapで道案内してもらっても、数メートルの誤差はあり、「いやこの露地じゃないだろ」と。結局看板とか何もなかったし。

いや、でもそれが大変良かったです(Mかよ)!

おまけ

西の集落から、中央の丘陵部への露地

中学校あたりから見た南の篠島

渡船から見た「チッタ・ナポリ」(バブル別荘地)。詳しく知りたい方は、以前の記事をどうぞ。

島にある安養寺に安置された阿弥陀如来には、興味深い伝承があります。

昔、日間賀島と佐久島の間に島があり、その島に筑前寺という寺があったそうです。その島が大地震により陥没(現在は暗礁化し大磯と呼ばれている)し、筑前寺の仏像の胎内仏であった仏が漁師の網にかかって引き上げられ、その仏がこの阿弥陀如来なんだとか。(安楽寺の看板による)

三河湾で、島一つが沈んでしまうような大地震。いつの地震だったのかな。ちょっとまた調べてみます。