旬の味覚、栗きんとん

栗をたくさんいただきました。

まずは栗ご飯。

栗ご飯については、以前記事にしたのでそちらをご覧ください

でも、まだまだ栗が余ってます。それを・・・そうだ、「栗きんとん」作ろう!

と言っても、正月のおせち料理に入っている「あれ」じゃありません。中津川の川上屋が有名ですが、栗を使った和菓子の方です。 いきなりできた写真を載せます。

栗の食べ方としては、皮付きのまま茹でて半分に切り、スプーンですくって食べるのが、旬を味わう一番お手軽な食べ方だと思います。

でも僕、茹で栗のパサパサ感が嫌いなんです・・・

で思いついたのがこちら。 茹でた栗の中身を取り出し、潰し、砂糖を加えながら加熱(炊く)し、茶巾(ラップ)で絞ったものです。 しっとりした感じの和菓子になります。

ネットでレシピを検索して作ってみたんですが、栗200gにグラニュー糖50gも使うんです。逆に言えば、材料はこれだけです。

それにしてもパサパサのつぶし茹で栗が、砂糖を加えて加熱すると「しっとり」しつつ固まる のは、まさに化学実験そのものです。面白いんで、ChatGPTちゃんに解説してもらいましょう。

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栗きんとんがグラニュー糖で固まるしくみは?

ChatGPT:
いい質問ですね!😊栗きんとんが「グラニュー糖で固まる」しくみは、主に 糖の結晶化 と 水分の浸透圧作用 によります。

  1. 砂糖の性質
    グラニュー糖は純度の高いショ糖の結晶で、水分を吸いやすく、濃度が高いと飽和状態になって結晶が析出しやすい。砂糖の濃度が高い状態になると、水分が少し抜けても結晶が析出して「ザラッ」とした固まりをつくる。
  2. 栗ペーストとの関わり
    栗はデンプン質を含むため、水分を抱え込む力があります。そこに多量の砂糖を加えると、浸透圧で栗の水分が外に引き出される。一方で、砂糖自体が高濃度になり、栗の表面や内部で「糖の結晶化」が進みやすくなる。これによりペースト全体が乾いたようにまとまり、固まる。
  1. 熱をかけた場合
    炊き合わせると、砂糖が一度溶けて栗のデンプンとよく混ざる。冷める過程で糖の再結晶が起こり、栗きんとん独特の「しっとりしつつ形が保てる状態」ができあがる。

まとめ
つまり、砂糖の高濃度 → 水分を吸って結晶化

栗のデンプン → 水分を保持・糖と絡んでゲル状に

この2つの作用が合わさって、栗きんとんがグラニュー糖で固まるんです。

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だ、そうです。高校の家庭科実習で、化学の時間とコラボして作ったらいいんじゃね?

味はねえ。「大変美味しゅうございました。」まあGPTの答えを読みながら「栗きんとん」を食べて美味しいかどうかは、その人の趣味嗜好によるでしょうが(笑)。にしても甘いなあ。抹茶が合いそうだぜ。

ちなみに・・・川上屋で栗きんとんを買うと、6個入1944円、15個入4752円だそうで、僕は12個作ったから・・・ウヒヒなお値段です。

まあ自分で作れば安くは上がるけれど、レシピは簡単なれども、作る手間はすごい大変。 ま、旬に一度くらいは乙なもの ではあります。

東栄町と湯谷へ行ってきた

所要があって、愛知県の奥座敷、東栄町へ行ってきました。人口は2,500人くらい。

Map-It マップ・イット

この町の規模だと、役場もこのくらいのミニサイズ。

観光名所「奥三河のナイアガラ」ふむー。正式名称は「蔦の渕」です。

昼食は「やま正」で取りました。100年以上続く老舗のようです。店構えを見ると「や、これ場違いな高級店かしら・・・」とちょっと入店をためらうような立派さですが、それほど高くはありません。

から揚げ定食(1500円くらい)が名物らしく、観光客が来てたり、地元の人が来客をもてなすのに使っている感じのお店。 なるほど、から揚げ旨し。・・・とても旨いんだけど、身体がヤサイを求めてやみません。

から揚げは大好物なんですが、さすがにオッサンは箸休め(キャベツの千切りとか)なしだと、大きいから揚げ4個はきついです。デザートのメロンいらないから、キャベツ、キャベツ!!

もう一品は刺身定食。なぜ山奥の食堂で刺身定食がマグロ?(淡水養殖の絹姫サーモンとかニジマスじゃね?) とは思ったのですが、このマグロは実に新鮮でおいしかったです。さすが屋号に「魚」がついているだけありますな。ごちそうさま。

隣の新城市にある湯谷へ。今晩のお宿にチェックイン。(母親の誕生日祝いです。おめでとう?後期高齢者突入!)

夕食まで時間があったので、周囲を散策しました。 10分くらい歩くと飯田線の「三河槇原」駅があります。無人の小さな駅です。

上の写真で、正面に見えるのは併設された「公衆トイレ」です。奥の一回り小さい建物が駅舎なのでお間違えなきよう(笑)。列車本数は、飯田線の無人駅ならこんなものかと。

駅舎を反対側から見ると、背後に切り立った山が見えます。

どうも固い流紋岩の岩山のようです。あの山の中腹に、望月街道の槇原トンネルがあります。明治19年(1886)に貫通した古いトンネルです。

まあ、コンクリートが吹き付けられてあまり風情はないけれど、手掘りのゴツゴツ感は残ってますな。

ちなみに、このトンネルの下に飯田線のトンネルも掘られていて、山腹に二段にトンネルが掘られているんだって。

しばらく歩いていると電車が来たので写真を撮ってみました。撮影場所は宇連川に流れ込む支川の橋の上。橋の下をのぞくと・・・

一枚岩の上を水が流れてます。この辺りはいたるところに岩が露出していて、川は一枚岩の上を流れたり(だから宇連川は別名「板敷川」って言います)、あるいは岩山を抉って流れている感じ。

中でも眺めの良い箇所を「鳳来峡」と呼び、景勝地になってます。

豊川の支流、宇連川の上、下流の5kmに亘る。凝灰角礫岩、流紋岩からなり、川底が板を敷いたように見えるため、板敷川とも呼ばれる。天竜奥三河国定公園の一角。「馬背岩」は天然記念物に指定されている。なお、近くに湯谷温泉がある。

鳳来峡

途中の二股にあった道祖神、かな。

東栄町はほぼ初めてですし(中学一年の時、自然教室で東栄町の少年の家?に拉致られたんですが、この時は施設に隔離でしたんで)、奥三河はあまり来たことがないのですが、あれこれ回ってみると、愛知県も広いな~と実感します。