もう暑くてぐったりじゃ

屋外での仕事1年目に、この暑さ。まだ7月も半ばと言うのに、連日35度を超えてもう僕バテバテです。(おかげでブログ更新も、ネタ探しもできんじゃった)

ちーっとも雨が降って気温を下げてくれたりしませんがな。職場で測定したここ一週間での最高気温は、日陰の風通しの良いところで33℃。直射日光が当たるところでは42℃でした。

一般に報道される気温は、「日陰の風通しの良いところ」で測られるので、その気温と体感気温ってのは全く違うんですな。

気温の定点観測
気温を測定する際、温度センサーへの日射を遮蔽する必要があります。その際、センサー周囲の通風を確保する必要がありますが、その方式は「自然通風方式」と「強制通風方式」に大別されます。「自然通風方式」は、日射を遮蔽し、自然の風通しを確保した百葉箱などに温度センサーを設置するものです。 環境省資料
するってーと、「18日午後2時半に40.7度を記録した岐阜県多治見市」の体感気温は、いったい何度になるのでしょうか・・・合掌。
この暑さの中で、泥はねを防止するためヤッケ(雨合羽みたいなの)を着たり、樹木の消毒のため雨合羽を着用して仕事してりゃ、そりゃもう熱中症寸前です。
一応防止策として以下のことをやっています。まだ熱中症で病院送りにはならないで済んでいます。
  1. 辛くなったら休む
  2. 熱中症予防のため、水分+ミネラル(クエン酸)+塩分を取る
  3. 休憩中はアルコールを含む汗ふきシートで身体を拭く
  4. お茶をガバガバ飲む
1.について。まあ当然と言えば当然なんですが、まだ夏の暑さは当分続きますし、仕事はやんなきゃいけない。身体を暑さと仕事に慣らすためには、ある程度身体に負荷をかけるべき だとも思うんですよね。 どこまでが負荷で、どこからが熱中症対策の領域なのか 悩みながらやってます。
2.について 自作のシソジュースに塩を入れて飲んでいます。今のところ感じいいです。
3.について 最初は濡らしたタオルで身体を拭いていたのですが、湿気が多くて水分が蒸発しませんがな。(水分が蒸発するときの気化熱が体温を奪い涼しくなる)なので、アルコールを含んだ汗ふきシートを使うようにしました。
 「GATSBY」って奴ですな。 そんなの「しゃらくさい」と思って今まで使っていませんでしたが、これ効くよ〜(別にGATSBYでなくても、アルコール性の物なら何でもいいんだけど) ついでに中年男性の臭い汗のにおいも防止してくれているはずです。(笑)
首の後ろの付け根あたりと、脇の下、みぞおちの辺りを重点的に拭いて、首の後ろに吹き終わったシートを載せ、さらにその上から濡れタオルを首にかけると、すげー冷えます。寒いくらい。 よく効きます。
4.について 僕はあんまり昔から汗をかかないし、水分の摂取量も少ない人だったんだけど、だいぶ体質変わりましたね。よく飲んで、汗を良くかくようになりました。まあ、これは身体が徐々に環境(外仕事)に適応して来たってことで、良い傾向です。
しかしまあ、本当はお外で仕事なんぞしてないで、クーラーの利いた涼しい部屋で涼んでるのが一番なんすけどね。 まあ今の時期は雑草が鬼のように伸びるので、田んぼでも草取りが必須なんす。
何度刈っても雑草は伸びるのに、雑草を取ってやらないと負けちゃう園芸植物たち。雑草の強さに驚かされるばかりですが、もとは園芸植物だって雑草の一つだったんだよね。それを利用し出した人間どもが、おいしく大きな果実を得たいがためにおもに交配を繰り返し、品種改良を重ねた結果が、いまの園芸植物なのです。
そう考えると、雑草の強さもすごいけど、それをここまで弱くした(その分果実に特化させた)植物を交配させて造っちゃう、人間もすごいよなあ と思うのです。

シソジュースをつくる

畑で、シソ(紫蘇)が立派に成長しました。収穫して使いましょう!

シソは和製のハーブです。(ハーブの定義は”香りを持っていて食などに役立つ有用な植物”なので、サンショウだってハーブかもしれませんね。)

シソは強い植物で、一度生えると畑のあちこちに勝手に生えてきます。あとは適当に畝に植えなおして、少し肥料をあげると勝手に大きくなってくれます。おまけに特徴ある香りが虫には嫌らしく、ほとんど害虫もつかず成長してくれるお利口さんです。

収穫して葉をむしると1.2kgぐらいありました。(必要量は300gだったけど、葉っぱ300gってよくわからんもので。たくさんありすぎー(笑))

紫蘇の葉1.2kg分

葉を良く洗い、1/4の300gを使います。

材料   水2L、砂糖500g、クエン酸25g、紫蘇300g

梅干しを造るのは大変そうだけど(母親が造ってるけど)、ジュースくらいなら簡単に造れそう。実際簡単です。

クエン酸は、ドラッグストア(薬局)に売ってます。25g-255円でした。ちと高い。

クエン酸25g

作り方。

水2Lを沸騰させ、紫蘇を投入。15分くらい中火で煮て、エキスを抽出します。シソの葉は取り除き、網で汁を絞り出し、残りは捨てます。結果、どす黒い汁が取れます。 (下の写真は、クエン酸を投入してからのもの。本当はもっとブラックなんですが、写真を取り忘れました。)

イメージ図

んで、ここに砂糖500gを投入します。1kgくらいまでお好みに応じて投入OKみたいです。温度が冷えると甘さは控えめになるので、それを見越して味付けしましょう。

ここでクエン酸を投入すると・・・

クエン酸投入

「その者紫の着物をまといて、白銀の鍋に降り立つべし。」鮮やかな紫色に変色します。(この写真はフラッシュを焚いて撮影したもの。)

冷ましたら、ガラスの瓶にいれて保管しましょう。

飲むときは、コップに氷を入れて、原液を3倍くらいに水で薄めればOKです。てか、お好みの濃さで飲んでくだされ。

シソジュース

紫蘇ってあんまり味がないんですな。色素としては優秀ですけど。したがって、癖のない、それほど甘くないジュースなんですが、これ夏にぴったりの飲み物なんですよ。特に熱中症対策には良いかと思います。

知人の医療関係者から、熱中症予防には レモンと塩を使った飲料が効果的と聞きました。レモンがない場合は、クエン酸と塩でもいいよ と。 梅干しやレモンなどの酸っぱさは、クエン酸ですからね。

ネットで調べてみても、この通り・・・

熱中症は、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体内の調整機能がうまく働かなくなることで発症します。めまいや立ちくらみ、頭痛、嘔吐などの症状が出たら注意が必要です。

熱中症による脱水症状を改善するには水分だけでなく、ナトリウムなどのミネラルの摂取が大切です。クエン酸はミネラルの吸収をサポートする働きも期待できるので、いつもの水分補給にクエン酸が含まれているものを使用すると、熱中症対策に有効であると考えられています。

まあ、ナトリウム(塩)が入ってないので、岩塩でも舐めれば完璧だけどな(笑)。

さらに紫蘇にも効用があります。

シソの葉には殺菌、防腐、解熱、解毒作用があり、昔から梅干の着色、着香料や刺身のつまに用いられています。   シソ(アカジソ) – イー薬草・ドット・コム

なんつーか、おなかの痛い時に梅干し食べるといいよ って聞きますよね。上記の効果は、紫蘇でも期待できそうな気がします。夏はおなか壊しやすいから。

ってことで、夏の飲み物として、是非どーぞ。