今日と明日は、大学入試センター試験の試験日ですね。受験生の皆さま、本日はお疲れさまでした。明日も頑張ってね! もっとも、受験生でこのページを見ている人ははいないと思うけど。
僕がセンター試験を受けた年のことは、そのあとの出来事でよく記憶に残っています。 センター試験が終わって数日後の明け方、寝てた僕は強い揺れで跳び起きました(西尾は震度3だったけど)。すなわち阪神大震災。もう24年前のことです。そのセンター試験も、今年と来年の後2回で改変されるんだね。
センター試験の年の神戸に関わることで、もう一つ覚えていることがあります。センター試験が終わると、 国公立大学を受験する人たちは 得点も参考に志望の大学に願書を提出します。それらは願書の締め切り日と中間時点で集計され、新聞に各大学の現時点出願者数(=志望者数)が発表されます。受験生は、中間時点の集計結果を見て、一喜一憂するわけです。出願校を変える人もいます。
阪神大震災が起こった年、阪神地区にあった神戸大学の 中間時点の出願者数 は例年と比較して明らかに少なかったです。で、クラスの人が「今年は神戸大学が入学しやすい穴場なのかも〜」って出願したんですよね。ところが、締切後に蓋を開けてみると、神戸大の出願者数は例年より高かった。
不謹慎な話ですが、人を顧みる余裕のない受験生だった僕は「あ、これって人間心理のある一点を如実に突いた典型的な事象だ」って強い印象を覚え、それがいまだ鮮明に記憶に残っています。 まあ、原因はいろいろあるんだろうけど。
それと。いまは知りませんが僕らの高校は、わざわざセンター試験を西尾から名古屋まで受けに行ったんですよ、電車に1時間半ほど揺られて。遠かったなあ。
もっともテレビニュースによれば「長崎の島原高校はセンター試験は長崎市内で受ける必要があるので、前日は宿泊します」って言ってましたから、それに比べるとまだましですけど・・・。
でもね、 西尾市に隣接する岡崎市内の高校生の少なくとも一部は、岡崎市内でセンター試験を受けているのに、それより名古屋から遠い地区の高校生が、はるばる名古屋へセンター試験を受けに行かなきゃいけないって、不公平じゃない?
そりゃ輸送効率からすれば、地方の小人数地域の学生を中央へ送り、地方の大人数地域の学生はその場で受験させる というのが正解なのかもしれないけど、 センター試験が慣れ親しんだ場所で受けられるか、見ず知らずの施設で受けるか って、明らかに有利不利があるような気がします。 二次試験と違って、受験生に選択権はないのだし、不公平じゃね? と強く思ったな。
いっそ、遠くまでセンター試験を受験しに行った高校生は、獲得点数に下駄を履かせてもいいんじゃないですかね?遠征1時間につき5点とか。
そうすると若い人たちの東京の一極集中に歯止めがかかって、過疎問題も多少解決されるかもです(笑)。医学部に地方枠があるのは、地方にお医者さんがいないからだけど、田舎に子供がいない ってのも、同じく深刻ですから(笑)。