久しぶりにユニクロに買い物に行きました。
したら、レジがすべて「セルフレジ」に変わってて、ビックリしました。
正確には、一つだけ店員さんのいる普通のレジがあるんですけど、そこは「ユニクロの入っているショッピングセンターの専用クレジットカードを使って買い物をするお客様専用」になっているようです。だから基本はすべてセルフレジ。
同ショッピングセンター1Fのスーパーにもセルフレジが設置されているんですけど、そこは人のいるレジ10台に対して、セルフレジが一つだけ。 お客の年齢層が違うけど、この普及度の違いはいったいなんなんだろ?
両者のセルフレジを使って分かりました。 お客の負担度が全く違うんです。
ユニクロのレジ→選んだ商品をすべて「会計カゴ」に入れる。すると自動ですべての商品の名称と金額が一括表示される。
スーパーのレジ→選んだ商品を一品ずつお客がバーコード読み取り機に当てる必要がある。すると一品ずつ商品の名称と金額が表示され、それの繰り返しです。10品買ったら、その処理を10回させられます。店員レジに並べば、店員さんがやってくれますけど。これっていったい何の罰ゲームだよ。
生鮮食料品と衣類を一緒くたに議論してはいけないのでしょうけど、「選んだ商品のどこにバーコードが付いているのかをお客に探させて、それを一品ずつ読み取り機に当てさせる」のと、「会計カゴに放り込んだらそんで終わり」という方式。
どちらのやり方の利便性が高いのかは、一目瞭然ですね。※
もっとも、そのためにはバーコードを統一した形式に統一する必要があり、スーパーと衣類小売りの流通形態(スーパーは商品を多くの種類の卸売り業者から買い付ける必要があるが、ユニクロは比較的少数の生産者から買い付けることができる。)や、事業規模の差(協力依頼の強制力)だってあるけどな。
しかし一方で、「人手不足」からいずれセルフレジを導入しなければいけない外部環境にあるのは、ユニクロだろうとスーパーだろうと同じです。
つまり、いつかはスーパー同士も、セルフレジの会計処理方法で争う時代」が来ることでしょう。 いち早く便利なセルフレジ処理方法を導入できるか って、近隣スーパー間競争のカギを握るような気がします。
※僕は基本「お買い物キライ」「対人能力低め」の人間なので、セルフレジがあれば積極的に使いたい人間です。その感想を言えば、ユニクロのセルフレジ型式であれば、お客の負担はわずかですし、店員レジに並ぶより時短になるので、セルフレジ大歓迎です。すべてのレジをセルフレジにしても、お客さんからのクレームは少ないでしょう。
一方で、スーパーのセルフレジは、「レジの店員がやっていた仕事」をそのまま「お客にやらせている」だけで、メンドクサイし時短にもならない。正直お客がセルフレジを使うメリットを見いだせないです。 面倒をそのまま押し付けるなら、協力していただいたお客様には全商品10%オフとかメリットがないと、このまま店員レジからセルフレジへの移行をしても、失敗するだけでしょう。