個人賠償責任保険(付帯)

2021年12月3日追記。 この記事の趣旨は、個人賠償責任保険として、「JCBトッピング保険の日常生活賠償プラン」と、「楽天銀行 お客さま専用 小額あんしん保険 個人賠償責任プラン」を比較し、後者のほうが安いので、そちらに乗り換える というものでした。 

ところが、楽天銀行プランは2021年2月1日以降の契約(更新契約も含む)について、月額320円に値上げするそうです。自分も契約更新で次回から値上げだそうな。再度両者の価格比較を行ったところ、JCBが月額210円と安価だったので、再度乗り換えました。ということで、以下の本記事は、過去のものですので、ご承知おきください。

個人賠償責任保険(こじんばいしょうせきにんほけん)とは、個人の日常生活や住宅の使用・管理等に起因して第三者の身体や財物に損害を与え、賠償責任を負担した場合の損害を包括的にカバーする賠償責任保険である。

wiki

日常生活で、他人の物を破損してしまったり、自転車事故を起こしてしまったり、マンションで洗濯機の水漏れを起こして階下に迷惑をかけてしまったり。そんな損害に対して賠償する保険ですね。

自転車で起こす事故については、賠償金が多額になることから、東京都では自転車保険の義務化がされています。個人賠償責任保険は、この自転車保険も包括した保険になるのです。(本人が加入すれば、同居する家族も保険の対象)

自転車保険の義務化のきっかけは、自転車事故による高額な賠償請求が起きたことです。

2008年に神戸で発生した事故では、当時小学5年生の男の子が、自転車に乗っているときに女性に衝突し、女性は頭蓋骨骨折、意識不明の重体となってしまいました。その後2013年に裁判で男児の保護者に対して約9,500万円もの判決が命じられました。

被害者にとっても加害者にとっても重大な結果となってしまったこれらの事故を重く受け止め、兵庫県では自転車の安全利用に関する委員会を立ち上げ、自転車保険の義務化の導入に向けて検討を始めました。そして2015年に兵庫県で国内で初めて自転車保険の義務化の条例が制定されました。
日常生活で身近な自転車は事故もまた身近にあるもの。そして誰もが「加害者」にも「被害者」そしてその家族になり得るのです。条例で保険加入を義務付けることによって万が一の事故による負担を一人でも多く減らすことができれば。そんな思いが込められているのです。

条例に対応できる自転車保険

自転車保険の義務化のきっかけをご説明したように、自転車保険の義務化は相手への賠償を目的としたものです。そのため、自転車に乗っている時の事故で「相手への賠償ができる保険」であれば条例に対応ができます。
今「自転車保険」として販売されているものはこの「相手への賠償」に加え、「自分のケガ」も補償されているものが多いですが、ポイントは「相手への賠償」です。「相手への賠償」は個人賠償責任保険、日常生活賠償責任保険ともいわれています。現在加入している他の保険に賠償責任保険がセットされている場合には条例対応ができている場合が多いです。
「個人賠償責任保険」や「日常生活賠償責任保険」は日常生活にかかわる偶然な事故によって、他人にケガをさせたり他人の物を破損させてしまい、法律上の賠償責任が発生した場合に補償される保険です。そのため、日常生活で自転車乗っている時の事故も対象となるのです。

自転車保険の義務化とは?地域や対象者、罰則についてまとめて解説

個人賠償責任保険ですが、 多くの人は「自家用車の任意保険の特約」の形で加入することが多いと思います。それ以外、単独の個人賠償責任保険 ってあんまりないのです。

ただし、単独の個人賠償責任保険をクレジットカード会員の特典、銀行のサービスの一環という形で安価に加入できる方法もあります。今回はその紹介です。

1.JCBトッピング保険「日常生活賠償プラン」

  • 保険料150円/月
  • 死亡・後遺障害100万円
  • 個人賠償責任1億円

他のカード会社でもほぼ同額の補償で、似たような保険料でこの保険を制度を出しているところがあります。僕が加入した当時はたまたまJCBが一番安かった。

お持ちのカードの種類によっては加入できない場合があります。ご利用になれるJCBカードは、カード番号の最初の3桁が354、355で始まるカード、および裏面にJCBのお問い合わせ先の記載があるカードが対象です。

JCBカード 日常生活賠償プラン

僕はリクルートカード・JCB(年会費無料)で加入しています。ただし 僕の場合、これよりいい保険を見つけたので、 次の保険に移ろうとしています。リクルートカード、ずいぶん用途が減っちゃった。

2.楽天銀行 お客さま専用 小額あんしん保険 個人賠償責任プラン

  • 保険料120円/月  楽天ポイント(期間限定ポイント含)で支払可能
  • 死亡・後遺障害100万円
  • 個人賠償責任1億円
  • 個人賠償責任については示談交渉も利用可(国内)

太字の部分が、これまでの保険より優れていると思ったところ。楽天銀行に口座のある人しか使えないのですが、僕はココがメインバンクだから問題ないです。楽天経済圏にどっぷり浸かるのも、リスク分散の観点からはどうか・・・と一方では思うけれど・・・

実際に賠償が必要になる責任を負ったことはないんだけど、いざその時に相手との示談交渉をお願いできる ってのは、保険の素人にはありがたい制度じゃないでしょうか。

保険料については、各社結構改定するので(JCBも昔は120円だった)ここの差額はあまり気にしてません。注目は支払いに楽天ポイント、特に期間限定ポイントが利用できること。僕は楽天市場でお買い物はしないので、少額ついた期間限定ポイントも捨ててました。それが、こういう形で消費されるなら地味にうれしいですね。

ちなみに・・・通常の楽天ポイントは、楽天証券で投資信託を購入するときに全額消費。でもこの使い方は「期間限定ポイント」対象外なのです。

投稿者:

モト

元河川技術者、現在は里山保全の仕事をしているおっさんです。西尾市在住の本好き歴史オタク。

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