体温および体温計について

コロナのいつ頃からか、職場からの指令で、毎朝体温を測るようになりました。

朝の体温、体調(良好かとか咳が出てるか)、出かけた先を毎日記録しています。 まあ、どこで感染するか分からないから仕方ないですね。書いていれば、自分も助かることがあるかもしれませんし。

普段継続的に体温を測る習慣がなかったもので、そんな習慣ができるといろいろ気付く点がありました。

  • 昔あった「水銀体温計」今はもう無い。
  • 電子体温計でも二種類あるよう(実測測定と予測測定)
  • 僕って体温低い(寝起きの体温、平均的には35.5℃程度 37.5℃って高熱じゃん)
  • 老若男女問わず、結構体温が低い「ご同類」が多い

少し補足。

水銀体温計は、現在製造中止しているようです。一時期体温計の電池が品薄だったのであれで測れば電池要らないよなと思っていましたが、残念。

うちには2種類の電子体温計がありました。一つはかなり測定に時間がかかるのでおそらく実測体温計です。一方の新しいのは超短時間で計測終了。だから体温の上昇速度から予測するタイプの体温計ですね。問題はここから。二つの体温計自分を測定したところ、体温が1℃違ってた。

うーん、どっちが正しいのかね。そもそもちゃんとキャリブレーションできているのか? 家庭ではこれ以上分かりようがない。ってことは、この程度の精度の体温計の正しい使い方としては、測定された体温そのものより日々の温度変化を見るのが重要 ってことなのか と思いました。

体温計については、この記事が参考になります。

コロナ「第2波」絶対来る前提で欠かせない備え 町医者の機能拡大と検査の集中・選択が必須だ

 19世紀後半ドイツで開発され、日本では北里柴三郎の尽力で現テルモ社が製造を始めた。初期の「水銀体温計」は、製造に精密技術を要する。破損後蒸発する水銀が人体に有害との理由で、現在医療現場ではほとんど使用されていない。
 その後、無害で大量生産可能な「電子体温計」が開発された。正確だが計測に時間がかかる実測式でなく、時間が節約できる予測式がもっぱら普及している。「非接触式体温計」は、検温の効率化と感染対策には有効だが、外気温の影響を受けやすく、顔面の温度が上がる人、すなわち高熱の人にしか向かない。
 つまり、体温計による検温は必ずしも正確性を追求しているわけではないのだ。非接触性と腋窩式で1℃の誤差が発生することもある。それほどの誤差が発生しうるにもかかわらず、生命を脅かす新型コロナウイルス感染診療の入り口として、体温計は当たり前に採用されてきた。

東洋経済オンライン

体温計による検温は必ずしも正確性を追求しているわけではない ですって。

まあ本当に熱が出ているときは、自分でなんとなく分かりますから。で、確認のため温度計を使うって感じだから、この程度の精度でいい・・・のかな?

「体温は高いほうがよい」とよく言われますが、「高いとヤバいよ」という説もあるようで、よくわかりません。体温の高低は体内の化学反応速度に影響しそうだから、あんまり高いと早く反応が進んで早死にしたりしないか・・・(笑)ま、日々の変動が少なく安定してればいいんじゃね?っていう気もしますな。

平熱が高いほど死亡リスクが上がる?最新の研究が明らかにした体温と健康の意外な関係とは?


ビッグデータをもとに、平熱と人種、健康の関係を調査した研究が2017年に発表されていました。

調査手法としては、アメリカの病院の電子記録などをもとに、ウイルスなどによる感染症にかかっていない患者3万5488人の体温を追跡調査し、データ解析したそうです。

一日の体温のサイクルでは、午前8時の体温がもっとも低く、午後4時にもっとも高くなったそうです。

この調査において、わずか0.149℃体温が上昇することが、1年死亡率を8.4%上昇させることに繋がっていたのです。従って、この研究によって、「平熱が高い=健康」という説は裏付けられませんでしたが、「平熱が高い=死亡率が高い」という新しい説が浮上したのです。

データの時間

投稿者:

モト

元河川技術者、現在は里山保全の仕事をしているおっさんです。西尾市在住の本好き歴史オタク。

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