ま、正確に言えば雨の日は田んぼ仕事はお休みなんですけど。 こんな日は屋根のある場所で「すげ」を作りましょう。
「すげ」ってこの辺りでは呼びますけど、正式名称な何なのかな。稲刈りの時に、刈った稲穂を束ねるワラ縄のことです。 別に麻縄とかで縛ればいいんですけど、ワラ縄だと縛らないで輪っかに通すことで結束できるので、「効率がいい」と、手で稲刈りをやったお年寄りに好まれる方法です。事前に縄造るのが手間なんだけど、紐よりかっこいいしねえ(笑)。
ま、今は機械刈りが普通なので、必要ない知識かも・・・それに我々の世代以下では、「紐で縛る」ことが普通だと思っているので、それが面倒なんだ とは知らないんですけどね。
てか、今は田舎でも機械で刈り取りから脱穀までしちゃうから、ワラって手に入れずらいんだよね。都会だと、ホームセンターできれいなワラが袋に入ってるのを買う位しか入手ルートは無いんじゃないかな。
叩いて柔らかくして、良く濡らしたワラを4,5本、足で挟んで固定します。(写真)
これを両手で撚りをかけてこちゃこちゃやると・・・ハイ、完成。
この時の手の動かし方はなかなか説明しづらいんですけど、ワラに2重の撚りをかけて縄にしているんです。
4本のワラを2本ずつ2組に分けて、2組のワラに反時計回りの撚りをかけます。(拝むように両手で挟んで、右手を前に滑らせることで撚りをかける。この時、ワラと手が濡れてないと、ワラが滑ってうまくねじれてくれません。)
右手を最後まで前に滑らせたら、2組のうち、奥にあるワラを右手で掴んで、そいつを手前に持ってきます。つまりここで2組のワラを交差させ、二重目の撚りをかけるのです。今度は時計回りの撚りになります。
一応、絵を載せておきます。こういうのは動画を取るのが一番分かりやすいんだけど、両手塞がってるんでスマホじゃ撮影できんので(笑)。
これを繰り返して縄を編んでいき、末端を縛って終わりです。
稲穂を縛る専用縄なのでこの長さですが、追加のワラを足して続いて編んでいけば、しめ縄とかわらじを作るときに使ういわゆる「ワラ縄」になります。ワラ縄の編み方ならYoutubeにあるので参考にしとくれ。
僕のは「しべ取り」が不完全なのと、編み方が素人だから、だいぶ見劣りしますな(笑)。