高齢者である両親のワクチン接種予約、狂想曲の続編です。 両親は一日中、ひたすら予約番号に電話をかけること3回。市の接種会場の予約が取れるどころが、一度も電話がつながらず今に至ります。今月は、2回目の接種にワクチンが回るので、新規予約の受付はありません。
高齢の知人とLINEグループで、「○○医院は、かかりつけじゃなくても予約を受け付けているよ」「☓☓医院は、△日1330から先着順で予約を受けるそうだ」とか情報戦を繰り広げた挙げ句、先日、かかりつけ医で予約が取れました。
まあ、良かったんだけど、もううんざり。なるほど、「日本の生産性が低い」理由がよく分かりましたね(笑)。 失敗を許さないシステム設計(web予約システム)、集中することが分かりきっているのに、先着順に予約を受け付けるバカチョンシステム(電話予約)、それを平然と実施する硬直化した実行組織(準備時間がないから仕方ないが)、 それに踊らせれて悪戦苦闘する人々(下級国民)・・・上級国民であれば、観光を兼ねてアメリカへ接種旅行に行くのがいいですねえ。これなら大手を振って海外旅行に行く大義名分にもなるし(笑)。
それはそれとして。
高齢者である両親の予約はまあ取れたんだけど、これから自分の予約を取る必要がある と考えるとゾッとします。 高齢者より対象人数は多いし、 対象となる人々の多くは、一日中電話をかけるほどヒマじゃありません。 さらに大抵のひとは、「かかりつけ医」なんて持ってません。
さて、一体、どうやってこれらの人々に、混乱を起こさずワクチン接種を進めて行くんでしょうか?
優先順位一位・・・基礎疾患のある人 →なんですが、行政は誰が基礎疾患を持った人かというデータを持っていません。 たぶん、基礎疾患のある人=かかりつけ医を持っている人 という定義にして、この人達は、高齢者に引き続き、かかりつけ医で接種を呼びかけるのでしょう。
かかりつけ医を持たない我々は・・・うーん、サラリーマンは可能な限り「職場接種」を行い、自営業や仕事をしていない人たちは、公共の集団接種会場で接種を受ける という形になるんじゃないでしょうか?
僕はどっちになるのかわかりませんが(一応市立施設の職員だけど、非正規だし作業員だし、どんな扱いになるのか)、もし公共の集団接種会場で接種を受けることになったら、是非「お前は○月○日の13;00に接種会場に出頭せよ」という形で、職場にはその時間、有給休暇が貰えたら良いな って思います。こちらから、ひたすらつながらない電話を掛け続けるなんてうんざりだし、予約できないwebシステムで予約するのも。
まあ、田舎暮らしなので、接種はオリンピック後でも仕方ないと思っていますが(オリンピックは強行するだろうから、せめて東京や北海道の人に先に打ってあげてください)、その時は高齢者での失敗事例を生かし、使いやすいシステムで接種予約ができるよう、システムの改良してほしいものです。