去年、長野県佐久市に市営住宅を改修した移住者専用の団地ができ、入居者を順調に増やしています。「専用団地」のメリット、人気の秘密を取材しました。
佐久市臼田の「ホシノマチ団地」。きれいな星空が見える臼田地域にちなんで名付けられ、壁には星座がデザインされています。去年3月から入居が始まり、この1年で16戸中12戸が埋まりました。入居者は全て移住者。ここは「移住者専用」の団地なのです。
「ホシノマチ団地」は下越団地という市営住宅の一角にあります。下越団地は、当初8割ほどの入居率でしたが、2008年ごろから空室が目立つようになります。原因は地域の「人口減少」でした。
佐久市役所移住交流推進課・荻原あゆみ課長:
新しい移住のカタチ ”移住者専用団地”に各地から続々… 佐久市「ホシノマチ団地」 人気の秘密は?
「臼田地区では人口減少を抑止すること、地方共通の課題である雇用の確保、地域の活性化が問題だった」そこで市は国が進めていたモデル事業に手を挙げ、臼田で中高年の「移住促進」に取り組みます。首都圏とのアクセスの良さに加え臼田には総合病院もあり、中高年の移住に向いているとの見通しもありました。その受け皿として整備されたのが「ホシノマチ団地」です。
都会から地方に移住・・・というと、周りの人とうまくやっていけるかな・・・と不安になりますけど、「移住者専用」だと、ひとまずそのハードルは低くなりますね。ま、その後で、団地住民以外の地域住民とうまくやっていけるか という次のハードルを越える必要はあるんですけど、まずはよいアイディアだと思います。しかも「中高年」を狙い、市営住宅を利用し(たぶん安価)、団地の入居率も高めようとするいいアイディアかと・・・
僕は、これまで、中部圏において愛知県(名古屋市と実家である西尾市)、岐阜県(瑞浪市)、三重県(津市)、静岡県(静岡市と磐田市)、長野県(伊那市と駒ヶ根市)に暮らした事がありますが、もし移住するなら、絶対長野県を選びますね。自然環境、人の良さ、暮らしやすさから選んだ個人的な好みではありますが。
ま、僕は実家に家を立てちゃったし、老親、田畑、お墓付きなので、実際は無理ですが(一応悩んだんですよ、住むのは伊那がいーなと。でも前記のものを放棄することもできないので・・・)
佐久と言えば、 昨秋、浅間山に登りに行ったとき、北陸新幹線の佐久平駅を利用しました。浅間山と麓の蕎麦屋の印象がとてもいいんですけど、佐久平駅から東京駅までは1時間半程度。このくらいなら、たまに東京に出るくらいなら、移住には良さげな土地かと思いました。
また、「臼田に総合病院あるし」とPRにさらっと書かれている病院って、知る人には有名な、かの「佐久総合病院」です。なかなか強力なPRポイントですねえ。特に若月俊一や南木佳士の本(岩波新書)を読んだことのある人には。
高度専門医療と地域密着医療の「2足のわらじ」を担っているのが特徴。1959年、全国に先駆けて行われた八千穂村(現・佐久穂町)全村民の健康管理および集団検診を手がけたことで知られ、TV番組のプロジェクトX〜挑戦者たち〜などで題材にされた。「予防は治療に勝る。早期発見早期治療」のかけ声のもと、集団検診は長野県全県での集団健康スクリーニングとして発展し、市町村や企業の健康診断、ヘルスプロモーションを担っている。
農村部の医療を担える人材を地域で育てようと農村医科大学の設立を目指した。その過程については創成期を支えた若月俊一の「村で病気とたたかう」、や南木佳士の「信州に上医あり」などに詳しい。
地域ケア科という訪問診療、訪問看護を中心として地域の医療福祉をささえる部門もあり、院内外の多方面と連携をとりながら、おもに障害高齢者や終末期の患者の自宅での生活と地域での看取りをささえている。
wiki
そもそも前の探訪時に、駅周辺には新しい住宅街ができてて、同行者と「リモートワークできるなら、このあたりに移住して住むのもいいよね」 って話をしていたこともあったので、今回の記事を読んで反応してしまった次第。
まあ、今回の案件は、佐久平駅からちょっと離れた(車がないと辛い距離)臼田地区の市営住宅ですがね。臼田ゆうと、龍岡城のある場所ですな。人口減少に悩まされているようですが、なかなか風光明媚なところではあります。
なんか、この龍岡城や臼田は縁があるのか、僕は3,4回行ってるぜ・・・ お城の内部は小学校になっていて、こんな環境で小学時代のんびりと?勉強するのも良さそうだな、って、オッサンは思いました。小学生がどう思うかは知らないけれどな。(ホシノマチ団地は残念ながら、田口小学校の通学区のようですね)
移住に興味がある人は、なかなか良い記事(佐久に移住せずとも)ですので、一読することをおすすめします。
参考
長野県の佐久市立臼田小学校は、周辺の旧臼田小学校、田口小学校、切原小学校、青沼小学校の4校が統合されて2023年4月に開校した。新たな用地に建てられたピカピカの校舎で、初めての入学式を迎えたばかりだ。・・・「例えば田口小は長野県の五稜郭である龍岡城跡にあり、全国的にも珍しい立地のため地域でも愛されていました。ほかにもそれぞれの小学校に特徴があり、地域の文化拠点にもなっていました。それだけに、学校に起因する地域住民の誇りや支持も強かったのだと思います。本校の統合に対してどう理解を得たのかといえば、・・・
森山良子さん&松井五郎さんによる校歌も話題の臼田小、統合への道のり増える学校統合「反対の声や課題」どう向き合う