「ガキの使い」で可、オイシイお仕事

中国からの”嫌がらせ行為”外務省アジア大洋州局長が申し入れ

申し入れをするだけなら、サルでも(ガキでも)できます。 本当に必要なのは相手からどのような対応を引き出すか?なのですが、報道を見る限り「申し入れをしました。以上。」というお仕事内容だとな。

うん、これは「一応仕事したぜ」と国内にむけ言い訳しているだけ。それでもあえてこれを「仕事」というとしても、それは「内務省」の仕事です。外交をする「外務省」の仕事としては、何もしていないに等しいよね。

そういや、外務省には 「『北朝鮮へ厳重に抗議』と言いつつ、ただ抗議文をFAXで送ってるだけ」という疑惑もありましたねえ。 ・・・どういうことかって?

つい先日も北朝鮮が弾道ミサイルを打ちましたね。バカの一つ覚えの日本政府は「北朝鮮に厳重に抗議」って言うてるじゃないですか、それも毎回。

政府は、24日午前3時54分、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたとして、Jアラート(全国瞬時警報システム)を発令し、飛来する可能性のある沖縄県に避難を呼びかけた。・・・松野長官は、「北朝鮮に対し、厳重に抗議し、最も強い表現で非難する」と表明した。

北朝鮮が弾道ミサイル技術の発射強行 政府はJアラート発令「北朝鮮に厳重に抗議」

外交上の「抗議」って、ふつうは駐在大使を外務省幹部が呼び出して文句言うことだと思います(後の引用記事参照)。でも北朝鮮と日本って国交ないから、日本には北朝鮮大使館なんてないです。もちろん北朝鮮に日本大使館もない。 さて、大使館ないのにどうやって「抗議」するんでしょ? 

それで出てきたのが、「実は抗議文をFAXしてるだけ」 疑惑。

これについては国会議員が質問主意書を出しているくらいですから、大変残念ながらたぶんそれが実情なんでしょう。悔しかったら(嘘だというなら)、ちゃんと答弁してみな。

質問

「北朝鮮がミサイルを発射するたびに、「日本政府は北朝鮮に対し北京の外交ルートを通じて厳重に抗議した」と報じられ、あたかも拳を振り上げて抗議したかのようですが、北朝鮮大使館にファックスを送っているだけ」との指摘が東京新聞の論説委員からなされている。


「直ちに北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い表現で非難」とは、どのような形でなされたのか。北朝鮮の外交官に日本政府の外交官が面談し、文書もしくは口頭で抗議を行ったのか。政府の見解如何。
河野(外務)大臣のいう、「抗議をするルートはございます」というものには、北朝鮮の在外公館などにファックスを送付するということも含まれるのか。政府の見解如何。
 岸田外務大臣および河野外務大臣の在任中、北朝鮮のミサイル発射、核実験、違法操業などの事案への抗議について、北朝鮮の在外公館などにファックスを送付するだけにとどまり、北朝鮮の外交官に面談を行っていないものはあるか。政府の見解如何。

回答

在中華人民共和国日本国大使館を通じて行ったが、詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい。

衆議院 質問主意書 および答弁書 から抜粋引用

うーん、こんな仕事なら、元国家公務員だった僕も外務省に勤めれば良かった。仕事が楽で辞めないで済んだかも(笑)。 北朝鮮担当FAX送信係とか最高じゃね?絶対相手から返信来ないし、たぶん送りっぱなしで着信確認も必要ない(笑)。

*ちなみに、某省で災害対応のやり取りをする際、市町村はじめ関係機関にFAXを一斉送信の上、時間を問わず電話で着信確認(確認時間と相手の名前を記録)することが必須。ひどい場合守衛さんだったりして(笑)。確認先が10件とかあって、それだけでかなりの時間を要する一仕事なのです。 このご時世にFAXとかオワコンだと思うけどさあ、それが実体なんだよ。  

ちなみに、外務省がまともに仕事(外交)したら、こういう報道の形になるはず。

 G7サミット最終日の21日、孫衛東・外務次官が垂秀夫・駐中国大使を呼び出し、G7の首脳声明などが「中国を不当に攻撃し、内政に粗暴に干渉した」と抗議。孫氏は東・南シナ海、台湾問題、威圧的な経済政策など首脳声明に盛り込まれた中国に対する懸念に逐一反論し、「分断と対立をあおるのをやめよ」と主張
・・・ 日本大使館によると、垂氏は「中国が行動を改めない限り、G7として共通の懸念事項に言及するのは当然であり、将来も変わらない。まずは中国側が前向きな対応を行うべきだ」などと反論した。

中国、日本大使を呼び出し G7声明に猛反発 「急先鋒」と日本警戒

まあ中国は、海洋放出による影響の事実がどうであれ、食品の禁輸(*)や日本への非難を停めるつもりはありません。だから中国にまともに抗議しても無駄・・・ではあるんだけど、それでも申し入れすれば済む という仕事ではないはず。アンタら日本から給料もらってるんやろ・・・テレビ番組じゃないですけど、 ガキの使いやあらへんで!

(*)そのうちリーマンならぬ恒大ショック(中国バブルの崩壊)が起きて、中国の景気がた落ちになると思うから、日本(日本企業)としては中国依存経済を考え直すいいきっかけ、と前向きに考えるのがよいかも。・・・消費者としては、新鮮で大きなホタテが安く買えるようになるんじゃないかとひそかに期待してたりして(笑)。

中国の不動産大手・恒大集団は8月17日、ニューヨークの裁判所に連邦破産法15条の適用を申請したが、恒大集団は「破産申請ではない」と強調する声明を発表。裁判所への申請は「海外の債務再編を正常に推進するためのものだ」としている。

飯田)先週末にこのニュースが入ってきたときは、ここからさまざまな不景気が起こるのではないかとも言われましたが、いかがでしょうか?
高橋)もっと不透明になったという感じだと思います。
なぜアメリカの裁判所に破産を申請したのか
高橋)これはとても闇が深いのです。まず「どうして中国ではないのか?」ということです。
飯田)どうして中国の裁判所ではないのか。

恒大集団 債務超過なのに「破産申請ではない」と言うことは理解不能 高橋洋一が指摘

 この話に興味があれは、高橋さんの動画が興味深いと思います。 あるいは、真壁さんの記事とか。海外企業の「中国脱出」はさらに加速する…「不動産バブル崩壊」で中国経済が根本から崩れ始めたワケ

リーマンショックは、リーマンブラザーズの破産から始まった世界的大不況でした。リーマンが破産したことは明示的だったけれど、恒大集団は破産したのかしないのか「破産法を申請したけど破産じゃない」とか中国文学は奥が深いねえ、意味不明だ。 「わからない」疑心暗鬼から経済の傷はさらに深くなる 可能性もあるかもなあ・・・

リーマン・ショックは、アメリカ合衆国で住宅市場の悪化によるサブプライム住宅ローン危機がきっかけとなり投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻し、そこから連鎖的に世界金融危機が発生した事象である。

wiki

日本では土地が私有できるので、不動産投資をしてこけても「土地を売却して資金を得る」という手段だって取れます。実際は土地価格が劇下がりしてるから、その手を使っても問題解決できなす なのが不動産バブル崩壊後に不況が長く続いた原因なんだけど。 

でも共産主義国である中国の場合、土地は国のもので私有できない(不動産投資といっても土地使用権の売買)から、土地売却とかできません。 目先の効く中国人が、現物の残る日本で不動産投資に熱を上げていた理由も分かるような気がします。 でも中国の場合これ、どうやって問題解決するんだろうね・・・

処理水の海洋放出。政策決定の過程を調査すべきでは?

処理水 早ければ24日放出開始へ 関係閣僚会議で決定
東京電力福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出する計画をめぐり、政府は関係閣僚会議で国内外で計画への一定の理解が進んでいるとして、気象条件などに支障がなければ24日放出を始めることを決めました。

NHK

ついに決まりましたか・・・

ところで、この処理水の海洋放出って、これから延々30~40年続くって知ってました? 

福島第一の処理が終わらない限り、東北大震災の復興は終わらないでしょうから、もっと早く処理したいところでしょうけど。「なんでそんなに時間がかかるの?」毎日新聞が記事にしてます。

この話題を取り上げたことは評価できるのだけれど、大本営発表をそのまま記事にしただけ。 オマエ、報道機関なんだからもっと突っこめよ。 「もっと短時間で終わらせる方法ってないのか、なぜ事態を今まで放置していたのか?」 って。

処理水の元となる汚染水は、22年度時点でも1日あたり約90トン増え続けている。福島第1原発の敷地内にある1046基(約137万トン分)のタンクの98%が埋まっている。来年2~6月ごろには満杯になる見通しで、タンクのさらなる増設も難しい。政府と東電が放出を急ぐのはこのためだ。

処理水の海洋放出をいま始めても、完了するのは30~40年後の見通しだ。なぜそこまで時間がかかるのだろうか。

・・・タンクのうち約7割は、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」で一度処理したのにトリチウム以外の放射性物質の濃度が基準値未満まで下がっていない「処理途上水」だ。放出にはアルプスでの再処理が必要だが、元のタンクは放射性物質に汚染されているとみられ、再処理後の水をためる方法が決まっていない。・・・こうした事情から、完了まで長時間を要するのだ。

毎日新聞

タンクの大半を占める処理途上水。それを再処理した後の処理済水は元のタンクには納められず、新たなタンクを増設する敷地がないので、処理済水を貯める場所が決まってないそうな。・・・ねえ、君たちバカなの? こうなることは明らかだったじゃない・・・

本来は、敷地にタンクを増設する余裕のあるうちにALPSを増設して、「処理途上水」タンクと「処理済水」タンクの容量を確保にしておくべきだったでしょう。そのうえで、敷地がいっぱいになる前に、海洋放出を進めるべきだったかと。

まあ、後で振り返ればなんとでも言えるのですけど。

ところで、この海洋放出実施にあたり最大のネックとなった「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という表明って、いったい誰が、どういう状況でそれを表明したんでしょう? 当時でも、この約束を守ることがMission: Impossibleであることは、少し考えれば自明だったと思うのです。実際、この約束がずっと海洋放出実施の足を引っ張り、そして結果として、政府はその約束を破る形で、海洋放出を実施することになりそうです。もちろん破ってないと強弁するだろうけど。

守れるはずもない文言を、どういう過程で政府表明として決定し伝えてしまったのか(文書化されているので決定的だ・・・)、その時の状況で、そういわざるを得ないものであったとしても、後のことを考えると、致命的な誤りだったと言わざるを得ません。

今後同じような過ちを犯さないため、この決定経緯をきちんと調査する必要があると思います。それを徹底しない限り、政治家は「耳障りの良い」「かっこよい」セリフを言いたいでしょうから(選挙にはその方が有利だから)。でもその発言の責任は、きちんと追及しないといけません。

政治家を「言ったもの勝ち」の状況に放置して置いたら、結局困るのは僕たちだからです。

福島第一原発の処理水の海洋放出について、松野博一官房長官は28日午前の記者会見で、2015年に政府と東電が「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁連に文書で伝えた方針を「順守する」と述べた。今夏にも始める海洋放出の判断が大詰めを迎えるなか、反発が根強い地元の漁業関係者らへの説明を尽くす姿勢を強調した。

「関係者の理解なしに処分しない」 原発の処理水、官房長官が明言  朝日新聞