木守

秋も深まり、柿も収穫期を迎えつつあります。

そんな中で、実を一つあるいは数個残して収穫された柿の木を見たことはないでしょうか?

この習慣を「木守」(きまもり)と言います。主な意味としては、「来年もよく実るようにというまじないで木に残しておく果実」(広辞苑)です。

ただし他にも 「収穫に感謝し、神への捧げもの」だったり「冬に向かい食料が少なくなる鳥に対する施し」というような意味もあるようです。

まあ、昨今は柿の消費量も落ちてきて、たわわに実ったままの柿の木が多いわけですけど、甘味の少なかった昔は、こういう風習が根付いていたんでしょうね。

ちなみに、木守柿(きもりがき・こもりがき)・木守(きまもり)と言うのは、俳句において冬の季語 だそうです。ちょっと紹介時期が早かったようですね。

稲刈りから白米まで 〜道は遠いのです〜

最近は秋の良いお天気が続いていますね。

さて、田んぼでは稲刈りが終わり、脱穀のため「はざかけ」で稲穂を乾燥させているところです。

稲穂に西日が当たって、なかなかきれいな風景です。

さて、皆さまはここから白米になるまで、どのような過程があるのかご存知でしょうか?農業やっている方には常識でしょうが、今や日本で農家って少数派ですから、なかなか知る機会もないですよね。  では見てみましょう!

水田に生えている稲から脱穀までの手順は・・・

ローテクの場合ですと①稲刈り機または鎌で稲を刈る②はざかけして乾燥③脱穀機で脱穀 と様々な機械を使う上に時間がかかります。

一方、ハイテクですと、①の稲刈りから③の脱穀まで、一気に実施できる機械を使います。これが「コンバイン」です。刈取機と脱穀機を組み合わせた 「combined」が語源。ただし、その分機械の値段も張るので、零細農家では導入が難しい。手間をかけるぐらいなら、大規模農家に稲作自体委託しちゃおう!と言うのが昨今の流れです。

このあとは籾摺りと精米ですが、皮を剥くことで時間とともに米の味が落ちていきますので、籾で保管するのが一般的です。

ローテク手法は時間も手間もかかるんですが、農家によっては「出荷用のコメはコンバインで一気に脱穀まで終わらせるけど、自家消費用のコメははざかけした米を喰う」という選択肢を取るところもあります(高齢化、省力化のため、やっているところはずいぶん少なくなりました)。

つまり、分かる人にはその味の違いがわかるんでしょう、か?僕は(わざわざ)はざかけして乾燥した米を食べたことがないので、なんとも言えませんけど。