ガラパゴス島のバイク燃費 カタログに燃費が二つ表示されているのはなぜ?

僕も愛用しているクロスカブ

2月23日に、新型(原付二種110cc)と(原付一種50CC)が発売されます!

50CCは普通免許でも乗れるから、注目する人もいるんじゃない?

ま、個人的には法定上の制限速度30kmですから、「車の流れに合わせ道路を走っていると、理論上いつネズミ捕りで捕まってもおかしくない」原付に乗るつもりはないですけど。

それでも関心はあるのでパンフレットを見ておりましたら、燃費のところを見て「おや」と思いました。燃費が二種類計上されています。特に50の表示に注目。

2種類の燃費。定地燃費は94.0km/Lで、WMTCモード燃費だと69.4km/Lです。

計り方が違うのでしょうけど、同じ一人乗りの燃費がなんでこんなに違うのでしょう?

隣にクロスカブ110の数値も計上されていますが、こちらは定地燃費が61.0km/Lで、WMTCモード燃費だと66.7km/L。乗車定員が2名と1名ですから、二人乗りした分燃費が悪くなったのね と考えれば、その差はまあ納得できそうですが・・・

ということで調べてみました。ついでに、どっちの燃費が実走行に近いのかも調べます。ケチな僕としては、50CCと110CCで、燃費が94km/Lと61km/Lと大きく違うのであれば、気になります。そんなに差が出るんか??

一般社団法人 日本自動車工業会 のHP  二輪車の燃費「WMTCモード値」

定地燃費値・・・国土交通省に新車の型式指定を受ける際の届出値。平坦路を車速一定(時速60km、50CC以下は時速30km)で走行した実測にもとづいた燃料消費率です

WMTCモード値・・・国連自動車基準調和世界フォーラムの世界統一基準に基づき、台上で走り排出ガス量から燃費を算出。発進、加速、停止を含みより使用実態に近い

つまり、クロスカブ50の定地燃費は、一定時速30kmで走り続けたときの継続距離であり、クロスカブ110の定地燃費は、二人乗りで一定時速60kmで走り続けたときの継続距離ということね。時速60kmを30kmに落とせば、燃費はそら違うわ。

実際にバイクを使用する際は、当然発進・加速・停止を行います。一定速度で、しかもクロスカブ50の場合時速30kmって、超非現実的。

ついでに言えば、クロスカブ110の「二人乗り」。後席には二人乗り用のステップが付いているだけで、標準装備では荷台のまま なので、オプションで座面に取り換えないと二人乗りにならんよ~。デザインを重視するクロスカブ乗りで、二人乗りをする人は多くないんじゃない?

ってことで、より現実に近いカタログ燃費は、クロスカブ50が69.4km/L、クロスカブ110が66.7km/Lと考えればよいと思います。(一人乗りWMTCモード値)

エンジン50CCでも、110CCでも、実燃費はそんなに大きく変わらないね。

 

 

じゃあ、なんでクロスカブ50で非現実的な一定時速30kmで走り続けるという燃費をカタログに出しているんだよう!消費者から見たら、紛らわしいだけじゃねーか。WMTCモード一本で統一したらどうよ?

答え・・・定地燃費が国土交通省の新車の型式指定に必要だからダメ。

えー、WMTCモード値のほうが実運用に近い計測法だし、そっちが世界標準なんでしょ。海外に輸出するメーカーだって2つの計測法で図るの面倒だし、そのうち偽装の温床になりそうだよ!

(日産であった「無資格者が完成検査」偽装事象。そもそも輸出用の自動車は完成検査という制度がないので、起こりえない、あれも型式指定に必要なんだよね)

とにかくダメです。原付一種(クロスカブ50)の法定速度は30kmですから、時速60kmを標準とした試験を正式にすることは(たぶん)国内法に違反するのであります!実際に利用者がどのくらいの速度で走り回っているかは承知しておりません!

・・・くだらねー。

 

まあ、そもそも冷静に考えると、50CCの原付で、この値段はありえなくね?

まあそれだけ排出ガス規制が厳しいのでしょうが、やっぱり50CCは絶滅危惧種になっていくんだろうね。でも110CCクラスに乗るには、小型自動二輪の免許を別途取る必要があるし、原付の未来は暗いなあ。

 

つくばの駅前活性化・・・無理じゃね?

駅前が寂れるのは時間の問題だと思ってたけど。寂しいと言えば、少し寂しい。

イオン駅前店に幕 つくば象徴クレオ休館

つくばエクスプレス(TX)つくば駅前で、総合スーパー「イオンつくば駅前店」が31日閉店し、33年の歴史に幕を下ろした。入居する商業施設「クレオ」では8専門店も同日閉店。既に西武百貨店は昨年2月に閉店しており、つくば駅前の象徴、クレオは入居店舗がなくなり「休館」となった。相次ぐ大型店の撤退により、中心市街地の空洞化が懸念される。

・・・クレオの後継テナントについては、土地建物を所有する第三セクター、筑波都市整備(同市竹園)が継続して探しているが、決まっていない。市は公共施設の導入など積極的な関与を検討。市議会は市に早期対応を求めている。

イオンつくば駅前店などの閉店を受け、五十嵐立青市長は「非常に残念。クレオについては、引き続き筑波都市整備や関係者と連携しながら、公共施設の導入も含め、今後の在り方の検討を進めていく」とコメントした。

僕がつくばに住んでいたころは、まだ「つくばエクスプレス(TX)」なんてものは存在していなかった。東京へ出るには、いまのつくば駅にあった「高速バスターミナル」から、高速バスに乗ってました。

バスで東京へ行こうにも、東京方面行の高速はいつも渋滞し、着く時間は読めない。(2時間くらい見込む)就職活動とか時間厳守のときは、土浦駅か牛久駅まで自家用車を持っている友達に送ってもらって、常磐線で東京へ向かうのが通例だった。

あのころつくばは「陸の孤島」と呼ばれ、学生の間では「東京との間に時差が二時間」とも言われてた。 交通の便は悪く、学生はみんな自宅外下宿だったから、終電とか気にせず夜遅くから朝まで呑み会とかやってた。

口の悪い教授に言わせると、「君たちは(地理的要件もあり)社会の動きについていけてないから採用面接で落とされ、わが大学の就職率は非常に悪いんだ!」と言ってたな。正論だけど「お前に言われてもな〜」って思うけど。

閑話休題。あれからじき二十年。つくば市は「つくばエクスプレス(TX)」により東京へも通勤圏になるなど、便利になった。駅前には通勤族を見込んだ高層マンションもでき、合併し郊外に一戸建ても開発され、住んでいる人は急増した半面、買い物客も東京に取られ、駅前の大型店はいよいよ撤退する羽目に。うん、見えてた構図だ。

→孤立都市では、ある種の品を買うため、クレオや百貨店が必要だった。商圏の割に店が大きかったと思うけど。

それに対し「市議会は市に早期対応を求めている。」と言われても、手の打ちどころなんてないよねぇ。そもそも、つくば市の成り立ちからして、「駅前を盛り上げよう」って無理があるんだと思う。

 

僕がはじめてつくばに行ったのは、高校生のころ大学見学に行った時なんだけど、その時「ここアメリカだな」って思った。アメリカと言っても、映画を見て、アメリカにこんなイメージを造ってだけですけど。

  • 道路がきちんと整備された車中心の社会。
  • 広い庭付低層の住居が、たくさんの緑に囲まれ、郊外まで広く広がっている。
  • 週末は車で郊外のショッピングモールに行き大量のお買い物。そのあと広い家の庭で、友達とか同僚家族を招いてBBQをやって過ごす。客も軽くビールを軽く飲んで、車を運転して帰る。もちろんシートベルトはしない(笑)。

たぶん、つくばの町や家の造りはこんな生活をイメージして設計されていたんじゃないかな。(中心部は、日本では珍しい計画都市)当時はショッピングモールなんて無かったけど、今はちゃんとそれがあるから、ますますこれに近い。

ま、日本人は「家に友達とか同僚家族を招いてBBQ」って一般的じゃないけど、総じて「週末を健全に過ごす」には良い場所なわけ。自家菜園とか(笑)。

東京へ通勤してたら平日に選択肢の多い東京で呑めばいいわけ。かたや平日のつくばの夜は呑み客が期待できず、そういう店は成り立たない面もある。そんな生活の中では、東京に出る以外に駅周辺に行く必要がない。

→この面で考えると、つくばは東京の巨大なニュータウンになってしまった。ニュータウンには、スーパー程度の店以外、あまり要らない。そんななかで何をやっても駅前が盛り場になることはないと思う。

つくばの取る道は、「ますますのアメリカ都市化」しかないんだろうか?

でも、本家アメリカではショッピングモールが衰退しており、日本もこの道を辿るだろうから「ミニアメリカ社会」でやっていける時間はあまりないかもしれない。

テナントが相次いで撤退、アメリカのショッピングモールの30%が危機に

業界内で「Aランク」や「Bランク」に位置付けられるアメリカ国内の売り上げ好調なモールの多くは、こうした動きの影響を受けずに済むだろう。

しかし、「Cランク」や「Dランク」に位置付けられたモールは、大きな影響を受けそうだ。

不動産リサーチのGreen Street Advisorsによると、全体の30%を占めるこれらのショッピングモールでは、客足の減少やテナント稼働率、販売効率の低下との戦いがすでに始まっている。撤退したテナントの代わりを見つけるのは困難だ。

 

 

とりあえずは、市が検討している公共施設を移転させ、「一応使っている」ことにするしかないだろうけど、全体の街づくりとして、どうしていけばいいんだろうか?

ショッピングモールが衰退しているアメリカでも、うまく回っている都市(ポストショッピングモール都市)はあるはず。パッと思いつくのは、ボルダーとか、シアトルかなぁ?そこではどんな都市計画が進んでいるんだろうか?  幸い、筑波大学には都市工学科があるんだから、いろいろ実験的にやってみるといいんじゃないかな・・・。