こんな組織で働くのは嫌だなあ。

その組織とは・・・「公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会」。

その組織の目的とは。

東京2020大会の成功に向けて、組織委員会はオールジャパン体制の中心となり、大会の準備及び運営に関する事業を行います。

組織委員会について

でもさあ、常識的に考えて、この大会は中止だよね。 あと1年で、全世界でコロナウイルスを沈静化させることができるとは思えないもの。

WHO、テドロス事務局長:「感染から守ってくれるワクチンを皆が期待している。しかし、現時点で特効薬はなく、今後もないかもしれない」
 WHOのテドロス事務局長は3日の会見でいくつかのワクチンが治験の最終段階にあるとしたものの、過度な期待を戒めました。そのうえで検査や隔離を徹底すること、ソーシャルディスタンスやマスクの着用、手洗いなどが大切だと改めて呼び掛けました。

Yahooニュース  WHO「特効薬ない」 ワクチンの過度な期待に警鐘

ワクチンがどうなるかはもちろんわからないけど、検査や隔離が徹底されない日本(世界の潮流に反しPCR検査数は増えず、そのボトルネックがどこかも未だ不明。自宅待機者ばかり増え隔離が徹底しない国に、誰が来たいだろう?

アジアにおける日本の惨状が浮かび上がっている。欧米に比べて、アジア諸国は、致死率などが低く、その理由としてBCG接種など様々な要因があげられている。8月6日現在の感染者数・死亡者数を見ると、中国8万4528人・4634人、韓国1万4499人・302人、タイ3330人・58人、ベトナム747人・10人、台湾476人・7人であるのに対して、わが日本は4万5006人・1048人となっている。人口比で見た場合、列挙した中で日本が最悪である。とても優等生などと言えたものではない。
 なぜ、こうなったのか。基本的には、「検査と隔離」という古代からの感染症対策の基本原則に忠実ではなかったからである。とくに、「検査」が不十分で、それは今も続いていることは、私が一貫して主張している通りである。

コロナ対策、日本は完全に「アジアの劣等生」JBPress

自分が働いていた時に感じた、仕事で一番辛いと思うこと。それは「自分の意思に反する方向の組織の目的を遂行するため、自分を殺し粛々とそれを進めていくこと」 じゃないかと思うんです。 まあ、給料をもらうってのはそのガマン代って面も確かにあるでしょうけど。

「この大会、中止かもしれないな・・・」と思いつつ、オールジャパン体制の中心として、大会の開催準備を粛々と行っていく・・・ これは辛い仕事だと思うんですよ。

 ま、中の人が実際どう思っているかは知りませんが、僕が内部の人だったら、そう思いますね。んで、組織トップがこんなだとますます嫌気がさすと思う。

組織委・森喜朗会長、コロナ収束「神に祈る」 再延期や中止「考えていない」

1年後の開催も不安視される中、再延期や中止は困難と説明。コロナの収束を「神に祈る気持ち」で待ちつつ、国や東京都、国際オリンピック委員会(IOC)などと協力して対策を講じていくとした。

--来年春ごろ、今年と同じように選手が練習もできない状況だった場合、中止か再延期か「そんなことはまったく考えていない。IOCと話したこともない。来年やるべきだ。先日の東京都知事選では五輪を中止し、コロナ対策に金を回せという候補者がいたが、やめたら今まで出した何百億というお金が無駄になり、違約金や賠償まで考えないといけなくなる」

--新薬やワクチンができていない場合、どういう形でやるべきか「選手にマスクをしてやれとか、できるわけがない。われわれは来年、すべてが解決するという、神に祈るような気持ちでやっている」

SANSPO.COM

「やめたら今まで出した何百億というお金が無駄になり、違約金や賠償まで考えないといけなくなる」 そんなアンタはまずこれ読めや。

環境や条件が大きく変化して、効果が全く見込めなくなってしまうことだってある。そういう場合、着手していた事業は中止とすべきだろう。ところが、中止の判断はそんなに簡単にはできない。それまでに既にかかってしまった費用が、事業中止の判断に水をさすのである。

既にかかってしまっていて、いまさらとりかえせない費用のことを、経済学では「サンクコスト」(埋没費用)と呼んでいる。サンクコストは、過大視されやすい。人は、サンクコストにこだわり過ぎて、ついつい不合理な判断をしてしまうといわれる。

サンクコストは、過去に起こってしまった費用である。今後、どのように判断したり、行動をとったりしても、とりかえすことはできない。逆にいえば、サンクコストがどれだけかかっていようと、これからの判断や行動によって生まれる効用や不効用に影響を及ぼすことは、本来ないはずである。

合理的に考えると、サンクコストにこだわるのはナンセンスといえるのだ。にもかかわらず、サンクコストは、どうしても気になってしまう。そこには、「もったいない」という日本の人によく見られる意識も、影響しているのかもしれない。

サンクコストの呪縛-もったいないから、やめられない? ニッセイ基礎研究所

そのうえで組織トップの重要な仕事の一つは、リスクのある事業案件の場合に、冷徹に撤退線を考えておくこと。「神に祈る」とかそういう非合理的な発想に頼るのはダメだと思うなあ。それが許されるのは「ブラック企業の社長」だけ。あ、ここブラック企業か(笑)。

ま、この人は「本気で神に祈れば、日本に神風が吹く」と本気で信じてるだろうから救いようがないけど。

神の国発言(かみのくにはつげん)は、2000年5月15日、神道政治連盟国会議員懇談会において森喜朗内閣総理大臣(当時)が行った挨拶の中に含まれていた、「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知して戴く、そのために我々(=神政連関係議員)が頑張って来た」という発言。

wiki「神の国発言」

まあ、他の識者も似たようなもんです。

国際オリンピック委員会(IOC)の委員で、国際体操連盟(FIG)の会長も務める渡辺守成氏(61)が、延期となった東京五輪へあと1年の節目を迎え、スポーツ報知の単独インタビューに応じた。

世論では五輪中止の声も根強いが、開催是非についてどう考えているのか。

 「東京五輪をやらないと日本はダメになる。少子高齢化の中、東京五輪(決定)まで閉塞感があった。決まってから閉塞感はなくなり、全体的に経済も上がってきた。東京五輪の後を期待して投資しているからだ。それがなくなるともっとひどい閉塞感に陥る。そうならないためにも、東京五輪はやるべきと思う」

スポーツ報知 「東京五輪をやらないと日本はダメになる」敷居高い豪邸から長屋的な五輪へ…IOC渡辺守成委員インタビュー

なんつーか、もう少し科学的、いや常識的にモノを考えられるエライ人はいないんですかねえ。 それがこの国の閉塞感の元凶じゃないかと、僕なぞは思うのですが。

ハンコ改革もいいが、経理システムも考えないと

紙処理に追われる経理がデジタル化できない訳

「うちの会社では経理部だけが緊急事態宣言中でもほぼ出社。6月以降も変わらない」ある卸売業で経理担当として勤務する20代女性はそう嘆く。

新型コロナウイルスの感染者数が再び増加に転じ、第2波の懸念も高まる中、在宅勤務に移行できなかった業務への対応策が求められている。その最たるものが冒頭のような経理業務だ。

東洋経済

経理課じゃないんですけど、これよく分かります。

前の役所勤めで、特に違和感があったのが、比較的少額の必需品を買うときのこと。

  • 何を買うにも「見積書」「納品書」「請求書」の三種類の書類が必要。
  • 三種の書類に対し「書類に押された印鑑が薄い」「代表取締役の名が不鮮明」等と経理課からクレーム入れられて、再提出に駆けずり回ること
  • 経理担当者あるいは所属部署によって、「正式書類に日付入れるの当たり前」「こちらで入れるから日付入れないで」と慣習が違う →店側から「〇〇課さんは領収書に日付入れないって聞いてるけど、××課さんは入れていいの?」と聞かれ悶絶する××課の僕(笑)。そんなの知らんがな。 まあ店はもっと迷惑被ってる。

なんつーか、こういう目に会うたびに、僕はこんなこと↓を考え、もんのすごいストレスを受けていました。全く本質的ではない処理に、なぜ時間を費やす必要があるのかと。これも日本の企業(役所)の生産性が低くなる要因ですね。

「レジが自動で出すレシートだけで完結せんのは何故? 書類チェックする私(と経理課の担当者)の人件費の方がはるかにかかる(そして付き合う店の従業員の時間も奪っている)。全く生産性の無い書類を三種類も出させる儀式やめて〜。」

「(建前上)適正価格で購入したかチェックすることになってから「見積書」を出させるんだろうけど、そんならAmazonで買えるようにしてくれ! 一番安い保障はないけど、まあ常識的に考えてかなり安価。しかもコロナ対策になるし、生産性もめっちゃ上がる」

「印鑑が不鮮明とか、それ本質的な問題なの?そりゃあ数千万の工事の契約書ならわからんでもないけど、これ2000円の商品の領収書なんだよ。印鑑が鮮明な新領収書を得るために、僕これから店に電話して、店員に時間を取らせて再度書類造ってもらって、僕が店まで取りに行って、それで労働時間1時間を失う方がはるかに高くつくんだけど」

「代表取締役(社長)の名前が不鮮明って4枚複写(+店控え)で4枚目の字が不鮮明になるなんてあたりまえじゃね?だいたい、それ何が問題?(私がちゃんとモノを買ったかお疑いなら、監査の時抜き打ちで店に電話して購入履歴チェックすればよろし」

「役所の仕組みに、お店をつき合わせるなよ・・・てか、役所に納品できるのは、こんなアホな書類づくりに付き合ってくれる業者さんだけ・・・まあ役所は定価で買うから付き合ってくれるんだけど、それって税金の無駄遣いじゃん。」

まあ、そんな文句言っても時間の無駄ですんで、 腹の虫を抑えて静かに任務を遂行するんですけど、ストレスたまりまくり、やるべき仕事も溜まりまくり。

でも経理課も内規に従って処理しているだけで、文句言われてもなんともならんのね、これはシステムの問題だから。まだ若い時、僕は「役所はこういうシステムなんだから、個人が意地貼ってないで、君も早くバターみたいに溶けて慣れちゃいなさい」って助言をもらったですよ。けど、とうとう辞めるまで慣れなかった。あ、だから辞めることになるのかぁ(笑)

閑話休題。しかしほんとバカみたい。 偉いヒト、システムを造り変えてよ。というか、偉いヒトが「うちの役所は、明日から1万円以下の買い物は、レシートだけで処理します」「Amazon解禁します」って宣言しない限り、変わらないと思うね。

と言っても、IT担当大臣が「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」の会長を務めていた国で、 記者の「日本特有のはんこ文化がテレワークの障害になっているという声もあるが、大臣の考えはどうか」という質問に対し、「しょせんは民・民の話」と答えた時点で、改まる可能性はゼロですが・・・

はんこ出社、「しょせんは民・民の話」──物議を醸したIT担当相の発言全文