バイクの慣らし運転、僕のバイク慣れの練習を兼ねてドライブです。
矢作古川は、一級河川矢作川の分流です。もともとはこちらが矢作川の本流だったんですけどね。その旧矢作川は、下流部で丘にぶつかって湾曲するので、しょっちゅうそのあたりで氾濫が起こってたようです。で、業をにやした徳川家康の命で「放水路を造れ!」となり、丘を開削してちょっと放水路を造ったんですな。そしたら放水路(新川)のほうが通りがいいもんだから、そっちが本川(矢作川)になり、旧川は、矢作古川になったってわけ。
矢作川河口は、現在の油が淵あたりにあったんだけど(油が淵まで海だった)矢作川の流す大量の土砂で海が埋まり、これ幸いと干拓を行い、海岸線ははるか遠くに行ってしまったけれど、油が淵だけは湖として残されんだね。 地図はこちら
(地図の真ん中で東西に流れているのが矢作川。左上の湖が油が淵、中央「八ツ面山」の脇を通って湾曲しながら南北に伸びるグリーンベルトが、矢作古川です。
矢作川が出来たことで、大半の水は矢作川を流れるようになったので、矢作古川は矢作川と比較すると狭くて蛇行したままです。管理も矢作川は国(国土交通省)、古川は愛知県となりました。それでも、洪水時にその分配があまりうまく行かないので危険だわ ってことで、矢作川と矢作古川の間に、平成28年5月に、分派堰が出来ました。
お待たせしました。それでは、主に右岸堤防を下流から上流へ向かいます・・・ほとんど橋の写真ばかりだけど。
うむー、あんまり川らしく「流れている」ところはありませんね。河口は干潮区間で穏やかに、中流は堰の湛水域でさらに穏やかに。上流も矢作川から少なめの量が流れてくるだけなので、やっぱり穏やかに。まあ、下流部の河川なので、勾配もほとんどないですからね。
だから、河川内は木もたくさん生えてて、野鳥観察やのんびりルアー釣りにはよいところ川かもしれません。釣ってもあまり食べたくないくらいの水質・・・でしょうけど。
追記 2011年に、アリゲーターガーが発見されているそうな(笑)