日本の総理大臣から、海外(主に欧米の)看護師への手紙

私は日本の総理大臣です。今、皆さんの助けが必要です。

御存知の通り、この夏、日本では「東京オリンピック・パラリンピック」(以下東京五輪と称す)が開催されます。大規模なイベントであるため、大会期間中に500人の看護師が必要になります。

東京五輪は開催されることが決まっており、日本国はなんとしても看護師を集める必要があることを、まずご理解ください。

この件を国内の看護師協会に依頼したところ、反社会運動家(労働組合とも言う)にリークされ、「看護師の五輪派遣は困ります。コロナ禍で看護師不足の現場にこそ派遣を」というフザけた反対ツイートが広まり、到底集まりそうにない状況です。

国策であり、国威発揚の場である東京五輪開催に協力せず、五輪より医療現場を優先するという個人主義に溺れた国民、そして度重なる政府の自粛要請にも協力しなくなった国民が増加したために広がるコロナ陽性者の増加。

私を含め政府は、国民の手本となるべく一生懸命努力を重ねているのですが、もはやそのような「非国民」に対し、私は政治家として、また総理大臣として、彼らの行動が不可解であるため説得できず、もとい、彼らを納得させるような言葉を持ち合わせていない のが現状です。

 一方で、私はかねてから、東京五輪は「人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として開催したい」と思っておりました。 コロナウイルスに打ち勝つには、ワクチンの複数回接種が有効な手段となりますが、なぜか日本ではワクチン接種が遅れており、東京五輪までに日本が新型コロナウィルスに打ち勝つことは不可能な情勢です。

しかし、欧米に住む皆さんは、幸運にもワクチン※を2回接種され、新型コロナウィルスに打ち勝った方が多く、さらに順調に増加していると聞いております。そこでお願いです。日本人に変わり、東京五輪での看護ボランティアに参加してください。

           ※ファイザー社ワクチンに限る

皆さんには、日本人と同じ高待遇をお約束いたします。
すなわち、参加日数=5日以上▽活動時間は1シフト9時間程度▽活動中の飲食、交通費、宿泊施設、各種賠償保険は組織委員会が負担など

日当や報酬はありません。従順で有名な日本人でも「やりがい搾取」と話題になった仕事を疑似体験できるのです!

さらに、東京五輪で活躍の後、ワクチン接種やコロナウイルス罹患患者の看護などの仕事に従事することも可能です。ただし様々な条件がございますので、来日後最寄りのハローワークにご相談ください。

なお日本での就労には、特定技能の他に「日本語能力試験(N4以上)」または「国際交流基金日本語基礎テスト(A2レベル以上)」が必要になりますが、この制度を利用し来日くださる皆様には、現在この基準を緩和することが可能であるか、関係部署と協議中であることを申し添えます。

記者団QA
Q.世界から看護師500人募集は可能だとお考えですか?
「看護免許を持ちながら、現在ブラブラされている方もたくさんいらっしゃると聞いているので、そうしたことは可能だと思っています」

Q.ツイッター上では反対の声が大きく広がっていますが?
「そうした声があることは承知しております。支障がないよう全力を尽くしたい、このように思います」

Q.世界に向けてるのに、なんでこの手紙は日本語なんですか?
「・・・」(無視)

投稿者:

モト

元河川技術者、現在は里山保全の仕事をしているおっさんです。西尾市在住の本好き歴史オタク。

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