DX?

最近、世の中の会社では「DX」という言葉が大流行しているそうで。まあ、浮世離れした現場作業員の僕には、あんまり関わり合いのない言葉なんすけど(そもそも仕事では、一ヶ月に数回パソコンを開く程度なので、デジタルと縁遠いのです)。

そこからでも無理に展開すると(笑)。

DXって、まず略語としておかしくね?

「DX」と書いて、「デジタルトランスフォーメーション」って、読めねえ。Digital Transformation・・・どこにもXが出てこねえ!

DXはDigital Transformationの略
デジタルトランスフォーメーションは、「DX」と略して使用されています。デジタルトランスフォーメーションを英語で表すと「Digital Transformation」です。「Transformation」は「X-formation」と表記されるため、頭文字を取ってDXと略されるようになりました。
「Transformation」が「X-formation」と表記される理由は、「Trans」という言葉の由来にあります。この単語はラテン語の「trans」が由来で、「変える」や「超える」といった意味を持ちます。この場合の「trans」は、「cross」という言葉と同義です。「交差する」という意味の「cross」は省略して「X」と書かれ、同じ意味の「trans」も「X」で代用されるようになりました。

KDDI

おまえどんだけオタクなんだよ。説明として苦しすぎるだろ。いや、KDDIは解説しただけで、悪くないんだけどね。いずれにせよ命名者はセンスないす。

DX言うたら、ちょっと前に流行った「デトックス」と勘違いするやろ!と突っ込んでおきましょう。

デトックス(detox)は、生理学的・医学的に生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させることである。この呼び名はdetoxification(解毒、げどく)の短縮形である。伝統的な医学では、一般に毒とは薬物やアルコールを指しており、薬物中毒では解毒剤が使われ、薬物依存症では薬物を身体から離脱させていく治療を解毒(detoxification)と呼ぶ。体内に人体に悪影響を及ぼす有害な薬物が蓄積されるとされ、これを排出させようと様々に言われているが、英国国民保健サービス(NHS)は2009年に、科学的根拠はなく健康リスクもあるためその必要はないと広報した。

wiki

「デトックス」にハマる人もいるが、体内の毒素・老廃物を排出できるのは腎臓だけ。その状態を調べるために尿アルブミン検査を受けるべきと指摘する

「デトックスにハマる人の根本的勘違い」断食もハーブも解毒効果はない
体内から毒を出せるのは腎臓のみ

専門家が危惧する危うげな使い方ではあれ、「デトックス」って言葉として流行りましたよね。内容はともかく、こちらの略語としてDXを使うなら意味分かるんだけど。

ま、気を取り直して、「デジタルトランスフォーメーション」なり「DX」の定義はというと。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン 経産省

読めば分かるけど「業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し競争優位をもたらすようなデジタル技術の活用」をデジタルトランスフォーメーションと言うのであって、ただ単純に「デジタル技術を活用する」ことは「デジタル化」とか「IT化」に過ぎないんだよね。

ちょっと前に流行った「脱ハンコ」で例えてみましょう。

これまで押してたハンコを電子印鑑に置き換えたなら、それは単なる「デジタル化」にすぎません。「いや、そもそも判子押すその書類が要らなくね?無くしてみよう」 と業務を見直すのが「デジタルトランスフォーメーション」なのです。 *「よりよく」改善することが大事で、「無くす」までいかなくてもいいですが。

押印の本来の目的は、「承認の意思を証拠として残すこと」であり、押印自体は会社に利益をもたらす業務ではありません。しかし、押印前の根回しや、押印のための回覧や待ち時間、そして押印後の書類提出や管理など、従来のハンコ文化においては押印ありきの業務が発生しがちです。
これらの押印ありきの業務に追われることで、本来取り組むべき業務の時間が奪われ、生産性向上の妨げとなってしまうのです。

脱ハンコはなぜ必要?メリットやアプローチ方法を解説

でも、まともな意味で、これができる組織って殆どないのではないかと。

新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、このDXの重要性を多くの国民が痛感している。30年近くにわたってIT化を進めてきたはずの日本で、なぜこれほどまでにシステム不全が起きるのか、というほどトラブルを目にすることになった。

まさにシステムは日本社会の「死角」といっていい存在になっているのだ。

「お役所仕事を続けたい」デジタル庁が船出から前途多難すぎる根本原因

役所だけの問題じゃないよ〜

最近話題のDX(デジタル・トランスフォーメーション)。デジタル化による業務の効率化や職場環境の改善が期待されていますが、はたして本当に効果があるのでしょうか。新刊『会社がなくなる!』より、企業経営のプロフェッショナル・丹羽宇一郎氏が、日本の企業文化の問題点について語ります。

いくらDXを掲げても、日本企業のタテ割り・パワハラが消えないワケ

従業員数1,000名以上の大企業の経営層・役職者1,000名から回答を得ている。まず、自身が務める企業が「DXに取り組んでいるか」「業務デジタル化に取り組んでいるか」を聞くと、それぞれ、59%、67%が「取り組んでいる」と回答した。
しかし「自社のDX/デジタル化の取り組みにおける最重要テーマ」を聞くと、「わからない」29%が最多で、“なんちゃってDX/デジタル化”がはびこっている現状がうかがえる。

「DX」と「デジタル化」はどう違う? きちんと説明できた大企業管理職はわずか27%【ドリーム・アーツ調べ】

最後に、僕の経験談を一つ。DXと直接結びつくものではないけど、根は一緒だよ。

僕が働いていたとある役所のとある事務所。その役所では、残業を減らす取組みとして、事務所幹部が終業時に「仕事のない人は、帰りましょう〜」と声掛けをすることになりました。「意味なくね?仕事なきゃこんなとこ一秒も居たくない。けど、やんなきゃいけない仕事があるから残ってるんだ」。

ま、それはみんなわかっててやってることです。が、その時幹部はこうも言いました。「無駄な仕事があったら、我々に言ってきてください。対処しますから」これもリップサービスでしょうけど。

ある時、役所の上部組織から僕宛にこんな連絡が来ました。 「某建設☓☓協会(天下り組織)の協会員から会費を集め、お釣りのないようにして上部組織まで送付せよ。」

その事務所の構成員は90人近いのですが、協会員はわずか5名。もちろん僕は非協会員です。

そもそも、会費集めなんて本来協会がやるもので、俺らの仕事じゃない・・・正論です。でも某協会は雲の上の大幹部の天下り先ですから、その会費徴収は役所組織が代行してくれるらしいす。(その事務所でその業務は○○係長の業務として引継がれていました。 んで、僕がその○○係長だったの・・・)

すまじきものは宮仕え。不承不承、協会員に連絡して、お金を集計し、上部組織に送付してから、僕は上部組織と事務所幹部に次のようなメールを送付しました。(僕はもうその時、仕事をやめることが決まっていたので怖いものなし。うっぷんはらしと後の現場担当者のためを思って・・・KY!)

「誰かがやらなければいけないものだったので今回は行いましたが、これは本来役所の仕事ではありません。そのうえ、残業を減らすという観点でも真っ先になくす業務だと考えます。よって、自分の後任への引き継ぎはおこないませんので、どうか善処願います。」

このあと上部組織からクレームが入ったらしく、後の送別飲み会で幹部にこう言われました。「ああいうことされると、困るんだよね」

まあそうでしょうね。その人の立場も分かるし同情します(下級幹部でどうにかできる問題ではないし、問題は解決されないだろう)けど、僕もうこの組織辞めるんで、立つ鳥跡を濁してスッキリした!(笑)あとは野となれ山となれ。

・・・ま、こういう組織では、デジタル化はできてもDX化(本音の改革)なんて無理でしょう。そして、多くの日本の既存組織は、同じような状況にあるものと推察しています。 日本の曙は、遠いよなあ。

栗ごはん

お彼岸の今日、たくさん栗をいただきました。 旬ですし、ちょうどお休みなので栗ご飯を作りましょう!

まず栗の皮を剥く必要がありますが、栗の皮むきって大変なんですよね。まず外皮(鬼皮)という硬い皮があり、その内側に渋皮という、渋皮よりは柔らかいけど、そこそこ固く、実に密着している皮がついて、栗の皮むきは料理人泣かせの「難物」なのれす。

そこでネットを検索してみると、耳寄りの情報がありました。 「冷凍して湯に漬けると、皮が柔らかくなる」とな。

固い鬼皮やぴったりとはりついた渋皮を綺麗にむくのはやっかいなもの。・・・渋皮まで綺麗にむくには気力と時間が不可欠でした。


 いろんな方法を試してみた結果、すばらしい発見がありました。生栗を一晩冷凍してから解凍し皮をむくと、解凍時に鬼皮が柔らかくなり手でも簡単にむくことができたのです。

小泉武夫マガジン 

僕の親指の爪を守るため、この方法を試してみました。ネットの情報は、過大広告(盛ってる)ことも多々ありますからね・・・でも、この方法は「素晴らしい!」有用な情報ですので、紹介する次第!!!

1./生栗を一晩以上冷凍する。解凍する時は冷凍した栗をボウルに入れ、熱湯をかけて5分程放置。
2./栗のお尻のほうから包丁を入れてむく。栗の種類によっては渋皮がむきにくい場合があるので、その場合は渋皮がついたまま熱湯に1時間漬けておくとむきやすくなる。

情報通りに一晩凍らせ、5分熱湯につけて解凍しますた。お尻に包丁を入れて皮を剥くと・・・なんということでしょう! 外皮(鬼皮)が柔らかくなっていて、手でもサラッと剥けます。場合によっては内皮(渋皮)も一緒にツルッと剥けます。  写真の上が、うまく皮むきができたときの写真です。 

この写真で、栗の皮むきを実際にやったことがある方には、この「冷凍湯煎解凍手法」が革新的に素晴らしいことが理解してきただけるのではないかと思います。この手法を使わない限り、栗の皮がここまでまとめて剥けることなんてありませんので。

んで、一式剥いてみた結果がこちら。

渋皮まで一気に「ツルッと」剥けた奴が1/4程度。残りは、さすがに渋皮が硬い。(それでも、生の状態より遥かに柔らかくなっているけど)。 

次に記事に紹介されていた通り、渋皮のまま更に1時間熱湯に漬けてました。

1時間後・・・

渋皮付きの栗から「灰汁(アク)」が出て、熱湯が白く濁りました。 ん・・・これは灰汁なのか、滋味あるいは野趣あふれる出汁だったのか・・・・ま、水は捨てて、渋皮を剥きましょう。

確かに渋皮がとても柔らかくなってて、爪を立てればそこそこ剥けます。 それでも1つか2つは包丁で削ぎ取らないと、固くて剥けなかったけど。でも、これなら上首尾です!。栗の皮むきがいかに厳しいものか、わかっていただけたでしょうか?

皮さえむけばあとは簡単。 米を研いだら、酒、みりん、醤油、塩を適量(分量はgoogle先生に聞いてな)、栗を投入し、「炊飯」ボタンを押して45分・・・

栗ごはん〜❤相棒はコンビニで買ってきた「あさげ」だけどな、この季節なら、他には何も要らないっすよ。むふふ・・・美味し。

ここでちょっと豆知識を。連想ゲームしたもので。

江戸時代の焼き芋屋(蒸し芋という説も)のキャッチコピーに「九里よりうまい十三里」というのががありましてな。この「九里」とはもちろん「栗」のこと。では「十三里」とはなんでしょう・・・答えは「さつまいも」の別称です。

コピーの意味は「クリより美味しい焼き芋」 ってこと。

江戸近郊におけるさつまいもの産地として「川越」があげられるのですが、川越は江戸から十三里(約52km)。「九里よりうまい」(→九里(くり)+四里(より)=十三里 という洒落)。だからさつまいもの別称が「十三里」と呼ばれるようになったという話(説)でした〜。

たしかに焼き芋って、栗より甘いですな。んでも、僕もそうですが、芋より甘くない栗のほうが好み! って方も多いんじゃないですかねぇ? ま、江戸時代は砂糖が超高級品。甘味って少ないから、甘みのつよい焼き芋が好み・・・と、今とは味覚基準が違ったかもしれませんが。

付け加え、女性の好きなもの「いもたこなんきん」という文学的言葉もあり、あるいは、女性なら、ほんのり甘い栗より、より強い甘味の焼き芋が好みの方も多いのかもしれませんけど。

浄瑠璃や浮世草子で知られる井原西鶴の一説に「とかく女の好むもの 芝居、浄瑠璃、芋、蛸、南瓜」というのがあります。
現代も変わらず、女性には芋や南瓜といった洋菓子の材料にもなる甘い野菜が人気です。
和菓子や洋菓子の材料としても大変ポピュラーな野菜です。スイートポテトやパンプキンタルトは秋のお菓子の定番です。けれども男性はというと、かなり高確率でこの甘い野菜が苦手な人が多いです。
家族で同じものを食べてても、好みの違いが男女で分かれます。この男女の差って、なんでしょうか?

女性が好きなもの 芋タコ南京(カボチャ) 男は好きじゃなくても栽培したいかぼちゃ