手前味噌

手前味噌という言葉があります。

《自家製の味噌を独特の味があると自慢する意から》自分で自分のことをほめること。自慢。「手前味噌を並べる」

コトバンク(デジタル大辞林)

まあ、ココでは語源通り、味噌自慢・・・というか味噌の話です。残念ながら自家製ではありません。買ってます。

愛知県でも三河地方は、赤みそ とくに濃厚なコクと辛口が特徴の「八丁味噌」消費地として有名です。大豆と塩、麹のみを使用し、米や麦を使用しないのが特徴。

そもそも愛知県の食名物って「味噌おでん(田楽)」「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」って味噌を使うものが多いっす。 僕はおでんなら関東煮風が好きだし、カツに味噌をつけるのもあんまり好きじゃないですが。好きなのは、味噌汁かなあ。

八丁味噌を使った味噌汁 ・・・他の地方から来た人だと飲み続けて二十数年(こちらで結婚)経ってるのに「何年経ってもいまだこの味だけは慣れないなあ・・・」という人もいたくらい特徴ある味みたいです。そりゃ手前味噌って言葉があるくらいですから、誰にとっても地元というか、自宅で飲んでる味噌が一番でございましょう・・・僕としては生まれてからずっと飲んでるので、これが普通だけど。てか、家のみそ汁の味が合わないとか、そりゃすげー悲劇だよ。

と、ともあれ、そんな我が家で使っている味噌は、地元「今井醸造」の豆味噌です。

赤みそだっていろいろなメーカーが製品を作っています。この辺りのスーパーではマルコメ味噌(八丁味噌)ってのが割と一般的かな。それだと一袋200円くらい。今井醸造の豆味噌は、一袋600円もします。

ケチな僕が、それでもこの高い味噌を買ってるのは、おいしいから・・・なのかな?正確には「この味噌を使ったみそ汁でないと体が受け付けない」みたいな感じです。もちろん他の味噌汁も飲みますけど、毎朝飲んでると、だんだん飽きる感じがするんですよね・・・毎朝飲んでも飽きの来ないものがいい!毎日のことだから。

ってことでいろいろ試した結果、この味噌しかありませんでした。えーと、小さい頃は、みそ汁なんて嫌いで、だから味噌はなんでもよかったんだけど、年を取って味覚が変わってきたんですねえ。

が、この味噌、スーパーには売ってないんです。近くの農産販売所の冷蔵庫で、たまに見かけるくらい。仕方ないので、店まで買いに行きます。

距離的には、電車の駅で言うと3駅くらいの距離です。駐車場が狭いので、大抵僕がバイクで買いに行きます。てか、自分の我儘で味噌を選んでますからね。自分が買いに行くのが当然ですね。

名古屋鉄道・吉良吉田駅の近くにお店があります。店の駐車場から吉良吉田駅をみたところ。ちょうど名鉄電車(赤い色が特徴)が来てました。

吉良吉田駅を望む

お店はこんな感じ。醸造と言いつつ、味噌一本です。

最近、ニュースでMMT理論って良く聞くんだけど?

米国で財政赤字の拡大を容認するMMT(現代貨幣理論)を巡る議論が2020年の大統領選を控えた政界で活発になっている。その趣旨はこうである。
「自国通貨を持つ国は、債務返済に充てる貨幣を無限に発行できるため、物価の急上昇が起こらない限り、財政赤字が大きくなっても問題ない」
実際、日本がこの事例研究の先駆けになっているとされており、日本でも米国の論争をきっかけにMMTへの関心が高まっている。

話題のMMT(現代貨幣理論)とは ~MMT自体は異端だが、主流派経済学者も財政出動容認に変化

「自国通貨を持つ国は、債務返済に充てる貨幣を無限に発行できるため、物価の急上昇が起こらない限り、財政赤字が大きくなっても問題ない」

主流派の経済学者からはボロクソに言われている「理論」だけど、経済学者ではない僕としては、「これって(常識的に)それほど間違ったこと言ってないんじゃないの?」と思ったりする。日本の状態を見ていると。

ただね、ニュースを見ていていくつか分からんことがあるんだよね・・・

①そもそも、これって「理論」なの?

コトバンクによれば、理論とは「個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道を立てて組み立てられた知識の体系」のことを指すようです。だけど、素人がMMT理論の解説を聞いても「結論だけポッと出て、この結論を統一的に説明できるようにできているのか」がわからないんですよ。

別に、素人に向けて細かい説明をする必要はないのかもしれませんけど、 常識的には、この理論の趣旨は理論というより「マーフィーの法則」とか「経験則」に近い、あるいは学術的には「仮説」っていうんじゃないかと思うんだけどな。

ある「仮説」の筋道を専門家が寄ってたかって吟味して、物事を統一的に説明できるように改善され、多数の専門家がその説が正しいと信じることができたものが、理論になるんじゃないかと思うんだけど。


②仮に理論が正しくても、使えない机上の空論じゃね?

この部分ですね。「物価の急上昇が起こらない限り」 

この理論は、真実なら日本の政治家にや国民にはうれしい理論です。税金あげずに行政・社会サービスの充実ができるから。けど財政赤字を「物価急上昇」が起こるまで続けるのはヤバいんすよね。んじゃ、 どうなったら「物価急上昇」って起こるんですか?

それがわからないと、怖くてそんな政策実施できないじゃないですかー。

日本の場合、MMT理論に近い政策を取って、物価の急上昇どころか物価の上昇(=インフレ)がちーっとも起こってないんすよね。日銀の黒田総裁も、なんでインフレ率上がらないのか、頭抱えているのが実態なんでしょう。 

そんな状態で「物価が急上昇するまで、財政赤字出してみよう!」みたいな特攻、しないでね〜。

6月12日追記 MMT理論が、物価急上昇をどう説明しているのか、理屈が分かりました。 以下、要点だけ引用してまとめちゃいました。正確にはリンク先を読んでね。

なぜ、MMTは、こんなに嫌われているのであろうか。 その理由の根源は、貨幣の理解にある。

現代の通貨は、金との兌換が保証されていない「不換通貨」が一般的になっている。このことを、主流派経済学は「商品貨幣論」によってどう説明するのか。  (この「商品貨幣論」は、実は、誤りなのである。)

MMTの答えは極めて明快だ。・・・政府は、通貨単位で価値を表示した「通貨」を発行し、租税の支払い手段として定める。これにより、通貨には、納税義務の解消手段としての需要が生じる。・・・ こうして人々は、通貨に額面どおりの価値を認めるようになり、その通貨を、民間取引の支払いや貯蓄などの手段としても利用するようになり、通貨が流通するのである。

政府の徴税権力こそが、通貨の価値を担保するアンカーとなっているのだ。

それゆえ、内乱などで無政府状態に陥った国家では、政府の徴税権力も弱体化するから、通貨はその価値を失い、超インフレに見舞われる。逆に言えば、政府権力が正常に機能していれば、戦争や石油危機のような有事でもない限り、インフレが制御不能になるなどということはありえない。

MMTが、こんなにも「エリート」に嫌われる理由

主流派経済学では、通貨が価値あるものとして流通している理由を 「商品貨幣論」 として説明します。けどそもそもその理論が間違ってて、「政府が定めた通貨での納税をの強制するから」人々はその紙切れを価値あるもの(=貨幣)として信任している ってことですね。

 それはそれで理屈が通っているように思えます。その先に、 「政府が正常に機能していれば 、制御不能なインフレにはなり得ない」ってのもそうかもしれないなあ・・・ MMT理論、それなりに筋が通っていそうな感じがします・・・

 この記事を書いたのは、中野剛志さんと言うそうですが、一度著書を読んでみようかな。