これまで給与振り込みに使っていた銀行口座は、ゆうちょ銀行でした。山奥で、「コンビニございません」「銀行は地方銀行のみ」あとは「地方農協と郵便局のみ」という職場もあり、さらに県をまたいでの転勤もあり となると、郵便局は便利でした。なにせ、国がユニバーサルサービスを保障してるからね(笑)。その分経営は辛そうですが。
ただし、退職して地元に引きこもると話は別です。 家に一番近いのはコンビニですから、そのATMを使えばネット銀行がメインバンクでも問題ありません。それで口座を持っている銀行機能を持つ4つの口座のなかで、メインバンクにふさわしいのはどこか、5つの観点から比較してみました。クレジットカードの出金口座なので普通口座での比較になります。
- クレジットカードの引落口座としての役割
- 確定拠出年金の振込口座としての役割
- 他口座への振込をネット上で実施できる
- 現金出金が便利
- 普通預金の金利が高い
候補
- ゆうちょ銀行
- JA西三河
- 楽天銀行
- 住友SBI銀行
・ゆうちょ銀行
(1)〇(2)〇(3)△(4)〇(5)×(0.001%)
コメント: (3)手続きをすればネットバンク機能が使えます。しかしこれが役所仕事なのか、非常に使いづらいうえ、時間制限がありました。なので昔加入したんだけど、解約したくらい。他の項目は可もなく不可もなくといったところ。
評価:△
・JA西三河
(1)〇(2)〇(3)△(4)〇(5)×(0.001%)
コメント:(3)使ったことありませんが、時間制限はあります。ゆうちょと似た感じ。
(減点項目)HPで、現在の金利がいくらか、さがしたけど見つけられない。これは不便。メイン口座にはできませんね。
評価:×
ただし、夏と冬のキャンペーン定期預金は利率が高く使えます。 (現在開催中の、2017年夏キャンペーン定期の金利は、1年ものが0.25%、3年物0.3%」だそうです。)
・楽天銀行
(1)〇(2)△(3)△(4)〇(5)◎(0.02%→0.1%)
コメント:(5)通常の金利は0.02%とほかの銀行の20倍!さらに、楽天銀行と楽天証券の両口座を開設し、両者をつなぐ(マネーブリッジ)と、さらに金利が5倍上がります!いつまでやるのかわかりませんが、存続する間は金利0.1%と、クレジットカードの引き落とし口座にできる普通口座の中では群を抜いてすばらしい。待機資金の保管に現時点でベスト!
(4)メイン口座にするので、それなりの金額が入金されているため、ATM口座も金額に応じ無料で使えます(ランクに応じ最大7回/月無料)。十分です。預入金額が少なくなったら、注意が必要ですが。
(2)ネット銀行は確定拠出年金の振込口座にできません。でもこういう抜け道があります。楽天銀行から毎月他口座に自動振り込みをすることはできますから、例えば楽天銀行からゆうちょ銀行に預金を自動振り込み、そこから拠出年金に振込すれば問題ないでしょう。口座振込を一回使ってしまうのが欠点ですが。預金額が十分あれば、まあ大丈夫。
評価:〇
・住信SBI銀行
(1)〇(2)△(3)△(4)〇(5)×(0.001%)
コメント:
(4)メイン口座にするので、それなりの金額が入金されているため、ATM口座も金額に応じ無料で使えます(ランクに応じ最大15回/月無料)。預入金額が少ない場合は注意が必要です。
(2)楽天銀行と同じ
評価:×
なお、通常の金利は他と変わらない0.001%ですが、SBI銀行とSBI証券の両口座を開設し、両者をつなぐとSBIハイブリッド預金が使え金利が0.01%に上がります!でもこの預金、そのままではクレジットカードの引き落としはできないのよね。なので利率と便利性で楽天銀行の圧勝。昔は楽天銀行と競り合う利率だったのになぁ・・・
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なんだ、結局金利か・・・はい。 でもしょせん、0.1%以下の金利の比較って、目くそ鼻くその世界かもしれない。 それを考えると、スーパーで1品10%オフとか、クレジットカードで1%引きって、すごい優遇利率ですよね(笑)。
いや、たとえ0.05%だろうと利率にこだわることは大事だと思います。なにせある程度まとまった金額を預けるので、その差はチリも積もれば山となる・・・理屈(みみっちいが)。
多少の手間をかけて「お得度」が増すのであれば、やるかいはあるでしょう。幸い、僕はこういうちまちま事務仕事って嫌いじゃないです。さっそく、クレジットカード5枚の引落口座変更を申請するかなぁ。
「メインの銀行口座を比較検討。楽天銀行に変えます。」への1件のフィードバック