今日は、以前に紹介した、華蔵寺と花岳寺のある「岡山」周辺の文化財を紹介します。たくさんあるので、西側から2回にわけて紹介。まずは、全体図を表示します。
上の写真で緑色の部分が、「岡山」です。西側に矢作古川が流れています。右下の丘は、普通「岡山」には含まないと思いますが、近接しているので合わせて紹介します。
①「若宮第三古墳」の石碑
岡山の一番西側の頂近くに石碑があります。どこに古墳があるのかわかりませんが・・・。ちなみに西尾市史によると、この地は明治42年に、下横須賀の加藤氏が山を開墾し、果樹園を造り、稲荷社を移築し、参道に吉野桜を植え、岡山江陵園を開園し一般開放したそうです。丘陵の頂部に小山(若宮第一号墳)があったそうで・・・
市史に出てくる第一号墳と、石碑に書かれた第三古墳の関連は、よくわかりませんねぇ。
向こうのほうに、社っぽいものも見えますが、ここから先は私有地ですから、立ち入りはできません。 それにしても、ここは、竹さえなければ、江(川)を眺める丘として、さぞいい場所だったでしょうね。いまやこの丘陵には竹がびっちり生えています。 道路(南北に県道が横断)を超えて東側の丘陵のほうは、木もたくさん生えていていい感じがしますな。
②華蔵寺と花岳寺
この有名な二寺については、以前紹介した記事をご覧ください。 華蔵寺、花岳寺
③岡山八幡宮・八幡山古墳
地図によれば山の頂部にあるのですが、表示がなく、どこからアプローチすればよいのかわからない・・・結局発見したのは、花岳寺からもう少し東にある正覚寺の西側の道を奥へ進めばよいようです。(「黄金堤」という標識があったかも)
この道、結構急ですが。 グラウンドが見えてきたらもうすぐです。こんな隠れグラウンド誰が使うんだべ?と思いきや、日曜日の午前中なので、地元の子供たちがソフトやってました。
そういやあ、昔は有無を言わさず駆り出されたなぁ・・・貴重な休日の朝寝の時間を、オマエ(近所のおっさん達)は何の権利があって犯すんだ と反感持ってましたっけ。怖くて言えなかったけどな。
閑話休題。急な階段でも、舗装道路でも好きな道をどうぞ・・・八幡宮の右手後ろに、古墳の看板が出ています。
八幡山古墳は、愛知県の指定史跡になっています。看板によれば、前方後円墳で、長さ66mだそうです。ですが、そもそも前方後円墳だと確認されたのが平成5年と新しく、発掘調査もされていないので、細かいことはよくわかっていないとのこと。それでも、古墳の形式から、古墳時代前期とみられるそうです。岡山の丘陵には、この八幡山古墳に引き続き、若宮第一号墳、善光寺沢南古墳が築かれている そうですから、それなりに有力者の墓だったのでしょうが、さて?
続編は、こちらです。
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