東幡豆の今昔写真集が公表されとるで!

総合地球環境学研究所というところから、「育みの海―東幡豆今昔紀行」と称して、海を中心とした今昔の写真集が公表されとるがね。8MBくらいだけど、興味がある人はダウンロードするとええに。

育みの海―東幡豆今昔紀行

李銀姫 編

総合地球環境学研究所

2017/ 3 公開
日本語 非売品

愛知県西尾市東幡豆町の「昔」と「今」を切り取った写真集。海辺の漁港町であるこの地域にとって、海は暮らしに寄り添う重要な存在です。そんな海 と人々のかかわりを、写真を通して素描しました。過去と現在、そこから見えてくる未来とは――。「地域のあり方」を見つめる一冊となっているの で、ぜひ読んでみてください。そしてこの本を通じて昔も今も変わらない東幡豆のよさを一人でも多くの方に知っていただけたらうれしいです。

http://www.chikyu.ac.jp/CAPABILITY/books.html

昔の写真と今の写真を比較した写真集って、見てていろいろ発見できて面白いよね。

(無料だから)それほどたくさんの写真が載っているわけではないけれど、こういうのを全戸配布すると住民から「うちにもいい写真があるで使ってくれん」 と提供があって、さらに充実した写真集ができるんじゃないかね。うーん、行政の仕事なのかしらね・・・箱モノばかり造るより、僕はいいことだと思うけれど。(サイレントマジョリティの独り言)

同じ西尾市とはいえ、僕は内陸出身だもんで、写真を見ても「なつかしい!」 と言える写真ばかりではないのは残念だけど、小さいころに「ウサギ島」へ渡船した記憶はあるな。うん、なつかしい。小さいころに、東幡豆の海岸で泳いだこともあるはずだだけど、 覚えてないなあ。

写真は例えばこんな感じで載ってます。

昔の写真「昭和 39 年(1964)頃・三ヶ根山から眺める海の様子」

現代の写真「2016 年・グリーンホテル三ヶ根から眺める海の様子」

昭和39年にあった目の前の山は、現在では開発で削られて無くなっちゃったのかなぁ?昔の写真は、海岸線までの距離を考えると、もう少し海に近い位置から撮影したんじゃないかな? とも思うんだけど。 赤で丸した山の形、似てません?

ま、些細なことですね。 李さん、Good Job!  です。公開していただいて、ありがとうございます。

 

吉良頭首工の桜

 

 

 

 

我が家は矢作古川まで徒歩5分。さらに5分ほど上流へ向かうと「吉良頭首工」があります。頭首工とは、農業用水を取水する堰のこと。 小さなダム※ですね。上流側には湛水エリアが広がり、なかなか風情のあるところです。

ちなみに左岸側(上流から見て左、写真の左側)の丘からあっちは、吉良氏約3000石分の領地でした。吉良氏はもともと足利氏の一族だったんですが、吉良の地を治めることになったので、地名を苗字にしたんですな。、当然町の名前は吉良町。 忠臣蔵で有名な上野介(義央)様も、普段は江戸住まいですが一度は領地にも戻られたようです。

閑話休題。写真に見える丘の名前は「岡山」。標高は最高点で58mと大したことありませんが、西に川を配し、東側の山地から平野に岬のように突き出た「背山臨水」の地でございますから、特に南面は寺社仏閣を配置するのがおススメの土地でございます。ハイ。 地図はこちら

事実、南側の山麓には吉良家菩提寺である「華蔵寺」「花岳寺」があるなど、散策するのに良いところです。頂上に古墳もあったようですな。岡山散策については、また紹介します。

頂上付近は、私有地や水道施設が占め、さらに竹に覆われ残念ながら眺望は望めないのですが、ここから麓を眺められたら、さぞかし気持ちよいだろうと思います。

北側には西尾市のゴミ焼却場が立地し、その余熱を利用した屋内プール「ホワイトウエーブ21」が併設されています。山から眺めるとしたら、景観的は良くないのだけれど、私も4月から時々泳ぎに行くなどお世話になってるので何も言えん(笑)。

堤防には菜の花。堤防脇には満開の桜。「菜の花や山は東に花西に」 ですな

 

(元歌 「菜の花や月は東に日は西に」)

満開から少し散りかけ。頭首工の配水場なので立ち入り禁止ですが、通りすがりに楽しみます。

水利施設って桜を植えたところが多いですね。ここは堤防の下なので眺望が利かず残念ですが、花と水辺、山辺の接点と、名所になりえる要素が満杯です。ここもあと一歩の潜在能力が多分にありそう・・・ですが、人込みは嫌いだから今のままでもいいかぁ。

 

※堅い話をすると、日本では「ダム」と「堰」は区別されていて、高さ15m以上の堰をダムと呼びます。(河川法)言葉の定義に過ぎませんが。